福島原発事故の収束を、脱原発へ、被災地復興は住民主体で、構造改革の押付けは許されない。政治のベクトルは常に「人間を幸福にする」ために…その想いで見て聞いて語っての走り書き
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2016.03.18 09:01:29
予特 3月16日(水) 県土整備
まず、主要な施策7頁、総合的な土砂災害対策の推進。予算10億8千9百万円にかかわって質問します。
Q1:一昨年の8月、広島市では甚大な土砂災害被害が発生しました。広島県は、土砂災害危険個所が全国最多の3万ヶ所以上、その内、土砂災害警戒区域の指定は3分の1でした。一方、本県での土砂災害危険個所は4219ヶ所、警戒区域の指定率は98.4%です。地域別では、秩父市658ヶ所、皆野町337ヶ所、小鹿野町325ヶ所などJR八高線以西をはじめ、飯能市867ヶ所、所沢市47ヶ所、狭山市24ヶ所、さいたま市10ヶ所など、広範囲です。
この問題では、党県議団にも切実な要望が寄せられています。小鹿野町の町議からは、「県道薄小森線小森地区内の採石場近くの小森川に沿った箇所、約200m位、県道が20~50mの断崖下にあり、これまでも落石、崩落などで、たびたび交通止めになっている。崩落対策を急いで欲しい。」との声です。
伺いますが、県はハード対策として、来年度も砂防事業や地すべり対策事業とともに、急傾斜地崩壊対策事業を行うとしていますが、整備を必要とする箇所は何箇所と考えているのか、また、整備事業のロードマップはあるのか、お答えください。
Q2:土砂災害対策では、住民のみなさん自身が、危険個所としての情報を地域で共有し、認識を深めるなどが重要です。その情報提供は行政の責任です。主に県南都市部を管轄するさいたま県土整備事務所管内でも、土砂災害危険個所となると95ヶ所、さいたま市45ヶ所、私の地元川口市でも50ヶ所もあります。
これら土砂災害危険個所については、各県土整備事務所ごとに、所謂、危険個所マップとしてHPで公開されています。
伺いますが、問題は、その情報が当該地域の住民すべてに認識されているかどうかです。また、市町村による土砂災害ハザードマップも重要な情報ですが、作成は進んでいるのでしょうか、県としてしっかり支援していただきたいが、どうか、答弁を。
Q3:防災の基本は減災にあります。土砂災害では、とりわけ高齢者世帯、一人暮らしの方、要支援の方など、災害弱者への配慮が必要です。私たちは市町村を支援して、安全な避難場所、避難方法の確保、訓練の徹底、型通りの訓練でなく、夜間や降雨での訓練、要支援者の避難など、改善を要望してきましたが、県はこれまで、全国統一防災訓練の一環として、市町村の訓練を支援していくとしています。
土砂災害対策訓練としてこれでいいのでしょうか。現実的、実効ある避難訓練へ、県としてリーダーシップを発揮すべきです。来年度の取組では、どんな改善・拡充があるのか、お答えください。
Q4:次に、歳出予算の事業概要4,5頁の埼玉県道路公社に関連して伺います。
公社管理の有料道路は、現在、皆野寄居有料道路、新見沼大橋有料道路、狭山環状有料道路の3路線です。料金は普通車が150円または420円です。国道は無料なのに、なぜこの道路だけ有料なのか、ここを避けるために、狭い住宅道路に多くの車が入り込んでくる。有料道路は車が少ないのに、近くの道路は大渋滞。混雑緩和の効果がない、などの声があります。
普通、直轄国道ですと、国と県が折半し、県は県債を発行しますが、この公社の道路の場合、県負担は2割で、8割を国や民間から借り入れ、その分を料金収入で償還する仕組みです。ただし、おおむね30年かかっても償還不可能な場合、料金は無料となります。この間、254バイパスなどが無料となっており喜ばれております。
伺いますが、このような有料道路を道路公社が作る意義とは何ですか、3路線の地元から強い要望があったのでしょうか。お答えください。
Q5: 狭山環状有料道路ですが、入間川にかかる橋の部分が有料道路となっています。稼動以来、29年間がたち、東京狭山線が延伸し、圏央道から東京までつながる幹線道路の橋となっております。一方、川上、川下にも新しい橋ができたので、有料橋を避けて多くの車が住宅街を抜けていきます。国道16号は朝など大変な渋滞です。こうした結果、有料道路の通行量は少なく、当然償還など進んでいません。有料期間は平成33年までです。
狭山、日高、所沢市民らはもちろん、近隣住民は一刻も早くこの橋を無料にして欲しいと願っております。
本来、有料道路整備費は、国・市中銀行と合わせて、県の出資金すべて料金収入で償還されるべきです。しかし、254バイパスも県出資金は償還できていませんが無料化に踏み切りました。
そこで伺いますが、狭山環状有料道路の国・市中銀行からの借り入れ償還は1年後のはずです。 多くの有料道路が、県出資金を政治的に返還免除して、無料になっているわけです。狭山環状も国や銀行へ償還が終わった時点で、無料にすべきと考えますが、答弁をもとめます。
Q6:皆野寄居有料道路は、普通車料金が420円と、非常に高額です。皆野町に実家のある都内の方から、「首都高・関越・皆野寄居有料道路と乗り継ぐと、1時間15分から30分程度で実家に着く。親の介護があるので、是非、無料にして欲しい」との声です。
小鹿野の方からは、「熊谷方面に行く人は、朝の混雑を避けるため6時30分前には家を出る。無料になれば出勤時間を30分くらい遅くできる」の声です。
普通車が420円では生活利用には重すぎます。 浦和橋は、償還期限前に無料としたはずです。これは、さいたま市が負担をして、国や銀行への償還をしたからと聞きました。
このように、県などが負担すれば、道路料金の減免は可能です。皆野寄居有料道路の無料化・低料金化について、答弁を求めます。
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