福島原発事故の収束を、脱原発へ、被災地復興は住民主体で、構造改革の押付けは許されない。政治のベクトルは常に「人間を幸福にする」ために…その想いで見て聞いて語っての走り書き
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2018.08.26 17:00:37
(1)IHI、F35エンジン専用工場稼働にかかわって
2017年3月28日日刊工業新聞
IHIは、瑞穂工場(東京都瑞穂町)で建設を進めていた、最新鋭ステルス戦闘機「F-35」に搭載する「F135ターボファンエンジン」の専用工場を稼働したことを明らかにした。同工場は組立工場と試運転場で構成される。
IHIは米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)によるエンジン製造に、下請けとして参画。生産したエンジンは防衛省向けとなる。整備費用などは防衛省と随意契約し契約額は約243億円。
防衛省はF35を42機購入し、1年に6機ずつ導入する計画。新工場もこれに合わせ、年産6台分程度の生産能力を持つ。また、IHIはF135向け部品の製造もP&Wから請け負っており、19品目の生産が決まっている。エンジン部品は相馬工場(福島県相馬市)と呉第二工場(広島県呉市)などで生産する。
F-35は米ロッキード・マーチンを主体に世界9ヵ国の政府・企業が共同開発している。防衛省は一部完成機輸入を除き、国内企業の参画を決めた。米政府との調整を踏まえ機体最終組み立ては三菱重工業が、エンジン組み立てはIHIが担当することになった。
2017年6月6日日刊工業新聞
航空自衛隊が導入するF35A最新鋭ステルス戦闘機の国内製造初号機が6月5日、三菱重工業の小牧南工場(愛知県豊山町)で公開された。F35は今年度中に空自三沢基地(青森県三沢市)に配備される。空自は42機調達するが、4機は米政府の有償軍事援助(FMS)で完成機を調達。残る38機は三菱重工業が米国から輸入した部品を最終的に組立て、検査し納入する。エンジン部品はIHIが、レーダー部品などを三菱電機がそれぞれ製造に参画する計画。
★F35A最新鋭ステルス戦闘機開発にかかわる補足
この問題での日本共産党国会議員団及び東京都議団の質問
〇2016年2月18日、衆院予算委員会において本村伸子議員は、アメリカの戦闘能力を高めコストを削減するために米軍のF35ステルス戦闘機のリージョナルデポ(整備拠点)が日本に設置され、F35生産体制で国内企業が米軍軍需産業の下請けになると告発した。中谷元防衛相は、「整備基盤」が三菱重工業小牧南工場とIHI瑞穂工場だと認めた。
〇2016年2月26日、日本共産党東京都議団は、米軍横田基地に隣接するIHI瑞穂工場に米政府がF35ステルス戦闘機のエンジン整備拠点を設置する計画について、防衛省に対し周辺自治体などに計画を説明するよう要請した。
(2)IHI、推力15トン級戦闘機用国産試作エンジンXF-9-1 開発の意味
2018年6月29日防衛省は、戦闘機用エンジンシステムの研究試作(プロトタイプエンジン)の納入について、 とするコメントを発表
「防衛装備庁が(株)IHIと契約して研究試作を実施してきた戦闘機用エンジンシステムの研究試作(プロトタイプエンジン)つきまして、平成30年6月29日に試作品が納入されましたので、お知らせいたします。」
2018年6月29日の同日、IHIのプレスリリースは以下の通り(抜粋)
株式会社IHIは、防衛装備庁から受注し研究試作を行った、将来の戦闘機用を目指した推力15トン級ジェットエンジンのプロトタイプエンジン(以下「XF9-1」)を、瑞穂工場(東京都西多摩郡瑞穂町)において、本日、防衛装備庁航空装備研究所に納入しました。XF9-1は、世界最先端のコンピューターシミュレーションを駆使した設計技術や、日本が世界に誇る材料技術・加工技術を随所に採り入れた戦闘機用エンジンのプロトタイプエンジンです。
(3)航空自衛隊F2戦闘機の後継、F35戦闘機をめぐる情勢について
2018年7月14日読売朝刊
航空自衛隊のF2戦闘機の後継機開発を巡り、米英の防衛大手3社が防衛省に示した開発案の概要が13日明らかに。ロッキード案は、米空軍の高性能ステルス戦闘機F22をベースに、空自も所有している戦闘機F35の電子機器を搭載し、日米で共同開発することを想定している。
一方、米ボーイング社は、空自の主力戦闘機F15をベースに日米共同開発を提案。英BAEシステムズ社は、英空軍の主力戦闘機「タイフーン」の技術を活用した日米共同開発を提案。
防衛省は米ロッキード・マーチン社案を有力視している。F22は、日本政府が過去に輸入を探ったものの、米国が軍事技術の流出を防止するため輸出を禁じたことから、代わりにF35を導入した経緯がある。トランプ政権は武器輸出の拡大に積極的で、F22をベースにとした開発案も認める可能性がある。
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