福島原発事故の収束を、脱原発へ、被災地復興は住民主体で、構造改革の押付けは許されない。政治のベクトルは常に「人間を幸福にする」ために…その想いで見て聞いて語っての走り書き
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2014.01.26 19:11:34
埼玉県立さきたま史跡の博物館を視察
24日、県議会次世代人材育成・文化・スポーツ振興特別委員会の県内視察があり参加しました。午前は行田市にあるさきたま史跡の博物館へ、午後はさいたま市の大宮盆栽美術館を視察しました。
さきたま史跡の博物館は埼玉古墳群の中にあり、7年の歳月をかけて復元された国宝「金錯銘鉄剣(きんさくめいてっけん)」は圧巻、先人の文化、技術の水準の高さには驚くばかりです。現代の刀匠の手による復元品もみごとです。
大宮盆栽美術館は2010年世界初の公立盆栽美術館として開館、大宮盆栽村とともに世界各国の愛好家にその名が知られるほどです。2017年には第8回世界盆栽大会がさいたま市で開催決定しています。ご説明いただいた盆栽管理官の山田氏の「盆栽は平和です」のことばが印象的でした。戦時中は盆栽は迫害の対象とされたとのことです。初耳でした。
今回の視察先で繰り返されたことばは「文化」です。よく日本は経済は一流、文化は二流などと揶揄されますが、文化を大切にする社会の構築はへ政治の責任は重いものがあります。また一つ、宿題の増えた視察となりました。
受け入れていただいた関係者のみなさん、ありがとうございました。
2014.01.23 21:49:51
会場で一緒になった友人のS社長と奥様(ホテルブリランテ武蔵野)
23日夜、(株)第一経営相談所など第一経営グループの新春交歓会が、さいたま新都心にあるホテルブリランテ武蔵野であり参加してきました。
第一経営さんは本部を大宮におき、川口、川越、越谷、熊谷にも事務所を構える恐らく県内最大規模の税理士法人でしょう。その経営理念には、納税者の権利を守り、中小企業と国民が主人公の税制をめざす。中小企業の経営の発展と、平和で豊かな地域社会をつくることに貢献する、などとあります。気高い理念であり、その実践の努力はすばらしいものがあります。
党からは神田さいたま市議さんと山城屋市議さんの3人で参加、代表して私がごあいさつさせていただきました。主催者の沼田道孝所長はあいさつで、消費税増税問題や特定秘密保護法にも言及し、平和であってこその営業です、と話されたのが印象的でした。
参加された方は顧客である事業主さんらが多くその業種も様々です。会場では川口から参加された建設会社を経営するSさんとばったり、奥様もご一緒でした。確か昨年、同じ会場で息子さんとの3人にお会いしたはず。それにしても、こうした場にご夫婦仲良く参加なんて、素敵ですよね。
2014.01.23 21:18:41
ざっくばらんにお話いただいた原澤茂院長先生
22日、私の地元川口市にある済生会川口総合病院を視察させていただきました。お忙しい中を原澤茂院長先生が対応してくださいました。党県議団からは事前にテーマとして、周産期や増床、救急医療についてとお伝えしてありましたが、原澤院長先生は就任時から16年、その間の病院の変遷について、医師不足の解消、県の総合医局機構、救急医療や南部地域での役割について等々、約1時間、貴重な取組や有意義なお話を伺うことができました。
特に、医療への消費税の影響への懸念、医師確保では院長自らが努力しなければ集まらないとの主張、女性医師の復職しやすい職場づくりへの努力など、赴任時の医師56人から現在の約120人体制、ベッド数400床の規模、地域の基幹病院として高水準の医療体制をもつ総合病院へと作り上げてきた経験にもとづくお話はどれも心に残るものでした。今後の県議活動に生かさなければと思いました。
お会いするまでは、正直、どんな先生かと緊張しましたが、実際は、自分は落下傘で赴任したからしがらみもないのでいろいろできた、などととてもざっくばらんな先生で、ご出身の大学の話やオフレコの話まで出て楽しい懇談でした。
「私、何歳に見えますか?」と聞かれましたが、どう見ても60代にしか見えません。情熱のある人はいつまでも若いのですね。今日は、森田事務部長さん、嘉藤事務部副部長さんにも対応していただきました。みなさんお忙しい中、本当にありがとうございました。
2014.01.21 16:17:39
左から村岡、今井はつえ市議、住民の方々 説明する県土整備の職員さんら
21日、川口市芝地区内の住民のみなさんが今井はつえ川口市議さんとともに来庁、地域内の県道235号(大間木蕨線)の整備方針について、県土整備部より説明を受けました。
これら県道を含む地域では現在、川口市によるまちづくりの協議が進められています。この協議の中で県道については、市からは詳細説明がないため県から直接話しを聞きたいと来庁されたのです。歩道整備について、雨水対策について、車歩道のバリアフリー化について、長年の住民の関心事だけにみなさん真剣です。
整備の進んでいる箇所、これから調査研究していく箇所、様々ですが、職員さんには率直に説明していただき今後の課題が見えてきたようです。何をするにも住民間には、賛成・反対と様々意見のでるところですが、丁寧な協議を重ね一致点を見出していくことが大事、まちづくりの基本ですね。
県には市との情報共有もお願いしたところです。みなさん、今日はお疲れ様でした。
2014.01.19 19:41:02
獅子にパクッとされる峯りみこさん 縁起が良いぞ!
党横曽根後援会主催2014年春を呼ぶつどいが開催されました。市長予定候補の峯りみこさんも駆け付け決意表明を。安行太鼓サークル響きによる獅子舞では、会場に下りた獅子に頭をパクッとされ縁起の良いつどいに。
あいさつでは、「市長は誰にでも出来ます。市には優秀な各分野のエキスパートがいます。市長は市民の声を聞き、市民に向き合って方向を示せればいいのです」「でも、今度だけは私にやらせてくださいね・・・」と、会場の共感と笑いを誘いました。
地方自治は国政と無関係ではありません。消費税増税でも原発問題でも、しっかりモノを言っていきます。・・とも。会うごとに頼もしい候補者と実感させられます。
今日は名護市長選投票日、3週間後には川口市長選の投票日です。都知事選の訴えもありました。ともにがんばろう~。つどいには100歳になるiさんも参加、私も元気をもらいました。
2014.01.18 17:45:21
川口市役所内で記者会見する峯りみこさん(17日、記者クラブ)
昨年12月末、川口市の岡村市長が病気で急逝したことにより急きょ川口市長選挙がたたかわれることとなりました。2月2日告示、9日投開票です。
共産党も参加する市民のための明るい川口市政をつくる会(市民の会)では、新日本婦人の会川口支部長の峯りみこさんを市長候補に擁立することを決め、決意した峯理美子(みねりみこ)さんは、17日、川口市役所内で記者発表を行いました。峯さんは昨年5月の市長選を戦った候補者です。
各社記者とカメラに囲まれるなか、峯さんは、くらしを守る先頭に立つ、こどもの未来のためにがんばる、憲法を瞳のように大切にする、ご自分の基本姿勢を堂々と主張、記者から東京都知事選での原発論争について問われると、「私が市長になったら国に原発ゼロを主張します」と、きっぱり。4月からの消費税増税分は公共料金に上乗せしません、ともきっぱり。
私も同席していましたが本当に頼もしい候補者です。9日を東京も川口も住民本位に変える記念すべき日としましょう。私もがんばります。
2014.01.15 11:51:59
左:増田院長と懇談する県議団
14日、党県議団は埼玉協同病院(川口市木曽呂)の増田院長を訪問、懇談を行いました。
県は総合医局機構を発足させましたが、医師不足解消にかかわって、医学部設置、病院誘致、研修手当のあリ方、そこでの県の役割、さらに、地域医療体制についてなど、限られた時間でしたが、意見交流を行うことができました。
医師不足解消、医療の充実は県民共通の願い、立場を超えて一致する課題です。是非、今年を前進の年としたいものです。そのために県議団はこれからも全力を尽くして参ります。
2014.01.14 18:18:13
埼玉県議会細田徳治議長より、議員辞職及び会派別所属議員数の変更について連絡がありました。通知では、田中千裕議員(南2区・川口選出、自民)と奥ノ木信夫議員(南2区・川口選出、自民)から1月14日付けで議長あてに辞職願いが出され、同日付けをもって許可したとのことです。
川口市では昨年暮れに市長が急逝し2月9日投票で市長選挙があります。辞職した二人は市長選に立候補するものと報道されています。(告示は2月2日です)
この結果、埼玉県議会の会派別所属議員数は以下に変更となりました。
自民47人、民主・無所属12人、公明9人、刷新の会8人、共産党2人、社民党1人、さいたま吉翔会1人、無所属6人、合計86人(欠員8人)
2014.01.13 17:18:34
2014.01.12 19:17:10
決意をのべる川口市長予定候補の峰りみこさん
「川口民商新春のつどい2014」が芝市民ホールを会場に開催され、私も市議団のみなさんとともに参加しました。
私はあいさつの中で、民商さんがこの間、川口をはじめ全県で取り組んできたナイト・オリエンテーリング(飲み歩きイベント)が県政を動かし始めたことを紹介、県が一昨年から街バルという食を通じて商店街を活性化させる事業を開始、2012年は県内3か所、2013年は10か所で実施しました。この事業は私も議会の中で評価し、地元主体による運営を提案してきました。その先行モデルが民商さんのナイト・オリエンテーリングなのです。
ここに確信をもち、同時に、平和であってこその商売とくらし、それを阻む本質的課題、消費税増税ストップ、秘密保護法の廃止、憲法改悪阻止を勝ち取る2014年にしましょう。と訴えさせていただきました。
2月9日に投開票される川口市長選に、市民のための明るい川口市政をつくる会から立候補を予定している峰りみこさんも参加、決意を述べました。この間、私もさまざまな新春のつどいに参加しましたが、どこでも、今年はあべ暴走政治がさらにひどくなる、同時に、自民党支持層を含めた国民のなかに危機感が生まれ、どの課題でも1点での国民的共同の広がっていることを実感します。大義は私たちの側にあります。
峰りみこさんは言います。「憲法をくらしに生かす市政をつくります」この夢を現実するためまずは奮闘しなければと、決意をあらたにしたつどいでした。
2014.01.10 17:47:00
情熱いっぱいの成宮病院長と懇談
9日、所沢にある国立病院機構・西埼玉中央病院を視察、成宮学病院長と懇談を行いました。院長は昨年5月に着任、この時期は、小児科2次救急医療体制が医師不足で存続すら危うい状況で、成宮院長は自ら大学等を回り医師確保に奔走されたそうです。
その結果、国立成育医療研究センターからの医師派遣、9月には産科医が一人、この1月にも医師一人の着任が決定、産科を再開させました。
「相手と目を合わせて話すこと」「志をもった人を集めたい」「院長はゼネラルマネージャーです。みんなが働きやすい環境を提供するのがわたしの役目」と、熱く語ってくれた院長。国立病院としての役割を果たそう、地域に愛される病院にしよう・・ほとばしるような熱意がびんびんと伝わってきました。
さらに成宮院長は、今回、県医療整備課のみなさんにはお世話になった、課長さんらが本当によくやってくれた。と感謝されていました。それを聞いてこちらもうれしくなりました。
県議団としても今後も埼玉の医療の拡充に努力をしていきたい、とお約束をし、柳下団長と院長ががっしりと握手。有意義な視察でした。院長、事務部長さん、ありがとうございました。
2014.01.10 09:27:03
壇上は本部役員のみなさん 左から二人目が鈴木稔中央執行委員長
9日、ホテルブリランテ武蔵野を会場に2014年埼玉土建旗びらきが開催され、大門みきし参議院議員、塩川鉄也衆議院議員、柳下礼子県議団長らと参加しました。
主催者あいさつで鈴木稔中央執行委員長は、昨年は全支部で組合員拡大目標を達成し大きな確信となった。安倍政権の暴走は今年も強まるが、ピンチをチャンスに、国民のなかの表層でなく深部での変化に依拠して戦いを前進させよう、と呼びかけました。
同種の組合である建設埼玉からは須永三郎副中央執行委員長が来賓あいさつ、その他、全建総連、埼労連など各界代表からも。共通した話は、今年を実質賃金・労務単価の引き上げの年にしよう、実現の要は自分たちの戦いにある、との決意でした。
日本共産党からは大門参議員が祝辞を述べ、安倍首相は今年、集団的自衛権の行使、憲法改悪に本気で取りかかってくる。まさに正念場のたたかいだ。昨年の参院選で躍進した力を武器に全力で戦う決意です。みなさん、ともに頑張りましょう、とあいさつ。
歓談では、川口支部や故郷の深谷支部の組合員さんから、「テレビ観たよ」と言って、川口商工会議所の賀詞交歓会の様子を放映したnhkのテレビニュースに私が映っていた、と言うのです。それがうれしかったと言ってくれる、仲間とはありがたいもの、と感じさせられた旗びらきでもありました。
2014.01.08 21:13:58
津軽三味線で息の合った演奏を披露する北村姉妹
7日夜、埼玉土建川口支部の旗びらきが開かれ参加しました。来賓あいさつの中で私は、昨年、国交省が設計労務単価の15%upを指示、埼玉県はさらに18%upとしたが、末端の労働者にそれが反映されていない。どういう施策が必要か、そのためにも行政が現場労働者の実態を掴む必要がある。私なりに支援をしていきたい、とお話させていただきました。
旗びらきということで参加者からも新年にあたっての決意が語られ、懇親では津軽三味線の北村姉妹がすばらしい演奏を披露、会場は大いに盛り上がりました。
地域の建設産業に活気が戻ってこそ初めて景気回復と言えます。従って政治の責任は非常に重い、皆さんの顔を見ながら私も決意を新たにしたところです。
2014.01.08 20:46:55
若手弁護士の皆さん方と「秘密保護法廃止を!」(さいたま共済会館)
恒例の党県委員会主催の新春のつどいは6日開催されました。会場いっぱいの参加者で賑わいましたが、若い方々の姿も例年になく多く見受けられ大変心強く感じました。
その中の若手弁護士の皆さん方と県議団とで「秘密保護法を廃止させよう!」とガッツ・ポーズ。皆さん方は秘密保護法の学習の講師としても大活躍しているようです。また、学生の奨学金滞納問題に取り組まれている先生からは、是非、県議会でも対策をお願いしたいとのお話も出されました。
来賓の皆さまからは安倍政権の暴走の下での共産党の役割と期待がこもごも述べられました。その激励を国民の声として受け止め、1月15日からの党大会を成功させ、この一年、国民のくらし、平和を守るために全力を尽くす決意を固め合う明るく元気のでるつどいとなりました。
ご参加の皆さん、ありがとうございました。
2014.01.08 20:25:47
会場はリリア大ホール
川口市賀詞交換会は6日に開催され、11月に開催される日光御成道祭りに出演するお姫様6人がお披露目されました。
昨年暮れ、市長が突然急逝され副市長が主催者を代表してあいさつ。参加者代表の川口商工会議所会頭の「経済の回復の兆しが見え始めてきたと言えるが、川口の中小企業にはまだまだ回復は感じられない」のあいさつが印象的でした。
地域経済が元気になること、雇用が安定し国民の可処分所得が増えてこそ景気回復です。2014年をその実現の年にするためにも幅広い国民共同のたたかいを作り出すことが重要ですね。
2014.01.08 20:08:54
2014.01.03 19:22:02
2014.01.01 00:38:12
あけましておめでとうございます。皆さまにおかれてはお健やかに新春をお迎えのことと思います。
県議会では「埼玉県の医師数は全国最下位だ。県立大学に医学部を」と言い続けた共産党に、全く耳を貸さなかった知事も他の会派も、今やそれを認めるようになりました。「真理は必ず未来の多数者」となり政治を動かします。
安倍自公政権による秘密保護法の強行や集団的自衛権行使の企み、原発推進、消費税増税、どれも大儀も道理もなくこの政治には未来はありません。
昨年十二月六日には、共産党、民主党・無所属の会、社民党3会派による「特定秘密保護法案の廃案を求める共同声明」を発表、浦和駅での県議会初となる3会派合同宣伝も実現できました。
私の好きなことばは「誰のこころにも太陽がある」です。太陽を覆う曇りを少しでもなくす仕事ができるよう、今年も全力でがんばる決意です。
共産党は選挙により国民の審判を受け、議会で多数を獲得することによって社会変革を進めると綱領で宣言していますが、それは皆さんのご協力なくしては実現できません。本年も引き続いてのご支援をよろしくお願いいたします。
埼玉県議会議員 村岡正嗣
2013.12.29 09:11:16
後援会のみなさんと川口駅西口宣伝
矢野ゆきこ市議と地元後援会のみなさんらと川口駅西口宣伝を行いました。「秘密保護法は廃止を」ののぼりを立て、署名のお願いも。寒い中でしたが、結構、若い方が署名されていかれました。
安倍政権は、秘密保護法強行につづいて、武器3輸出3原則を破り、安倍首相の靖国参拝、沖縄辺野古埋め立てへ圧力、・・とどまることを知らない安倍暴走馬、世界からも孤立を深めるばかりです。
来年も負けられません。参加者で思わず”秘密保護法廃止へがんばるぞ~!”とこぶしをあげました。
2013.12.26 12:23:16
2013.12.22 16:22:24
息も合って、さあ、もう一丁・・・
今日は党後援会のもちつき大会、6会場のはしごでした。どの会場にもお餅を求めて列ができていました。やはり、突きたてはお店のものとは違います。
うれしいのは、どこでもこうした行事が地域の皆さんに喜ばれ定着していることです。私たちもよく草の根のネットワークなどと口にしますが、こうした地域でのコミュニケーションが原点ですね。
お餅だけでなく、焼きそば、トン汁、田楽、農家からのねぎや大根、野菜、各種バザー、写真の展示など、本当に多彩です。こんな時、平和が一番を実感します。その最大の保障は憲法を守り生かすことです。
来年は午年です。安倍政権という暴れ馬の暴走を許さない共産党を大きくすることも平和の保障です。そんな決意で力を込めて杵を振りました。張り切り過ぎて、明日、身体が痛くならなければいいのですが・・。
2013.12.20 21:03:17
記者発表
2013年12月20日
日本共産党埼玉県議会議員団 団長 柳下礼子
12月定例会を振り返って
一、2日から20日まで開会された12月県議会において特筆すべきは、16日に行われた文教常任委員会(田村琢実委員長)で、県立朝霞高校の修学旅行の事前学習や、社会科教諭の研究会での研修内容について県教育委員会を執拗に追及し、修学旅行のしおりや感想文などを資料要求したなどの問題である。常任委員会審議は17日にも再開され、委員会は「県立高校の社会科教育の指導徹底を求める決議」を自民・刷新の会などの賛成多数で可決したが、その内容は「『台湾を植民地にしていた』など我が国の歴史的事実と相反する若しくは未確定・ねつ造の記述が使用されている」などという特異な歴史観にたつとともに、修学旅行や教育研究活動への政治介入そのものである。
これら一連の文教委員会における教育への政治介入は、安倍内閣の「教育再生」や秘密保護法の採決強行など、反民主主義的な姿勢と期を一にしたものである。
一、同文教委員会の傍聴者より、顔見知りの埼玉県警浦和警察署員が傍聴者待機ロビーにいて、議会事務局によって傍聴者氏名が読み上げられると同時にメモを取り始めたという情報が、党県議団に寄せられた。
議会運営委員会の場での村岡正嗣県議の追及に対して、議会事務局は毎定例会ごとに議長名で県警に警備を要請し、事務局と県警の定例会議が開かれていたことを明らかにした。
このような警備要請は地方自治法、議会規則などにも根拠はなく、京都、大阪、東京など主だった議会において、定例的に警察官が派遣されている例はない。しかも、この間、議会運営委員会にも議員にも、このことが報告されていないことは重大である。県警は、警備の人員の部署、警備場所や内容について全て公表を拒否している。
議会の傍聴者を監視するような行為は、議会制民主主義を犯す最悪の行為である。また、議員すら知らない間に、警察官の警備が行われ、その実態が議員にも議会事務局にも明らかにされないなどということは断じて許されない。私たちは、埼玉県警に対して、強く抗議するとともに、早急に、17日に行われた警備の全容報告を求める。県警はこの党県議団の申し入れを「抗議であると受け止め受け取りを拒否」した。埼玉県議会議長に対して、以後埼玉県警への警備要請を廃止し、議会の守衛による警備体制強化を求める申し入れを行った。
一、今定例会において、知事提出議案28件、議員提出議案8件が可決同意認定された。党県議団は28件に賛成し8件の議案について反対した。
特に利根川右岸流域下水道の維持管理に要する経費の関係4市町の負担金については、本庄市などの下水道負担金を9円/立方㍍引き上げ72円にするものである。これを仮に全て利用者に転嫁すれば、5人家族で年間4200円もの負担増となることから反対した。
一、平成24年度一般会計及び特別会計決算と平成24年度公営企業会計決算については第1に県立小児医療センターの移転のための費用が支出されたこと、第2に職員の定数を削減した上に給与を減額し、その上突然の退職手当の減額によって教育現場に大きな混乱をもたらしたこと、第3に八ッ場ダムのように必要のない公共事業に支出されたことなどを理由に認定しなかった。また決算特別委員会で採択された新たな森建設事業についての附帯決議案に党県議団は反対した。決算委員会の場においてこの問題で一切質疑は行われなかったにもかかわらず、9月定例会での執行停止という重い決議を覆す、「事業の実施」を強く求める附帯決議は筋が通らない。
一、教育委員人事について、党県議団は不同意とした。今回推薦されている岩本育子氏は藤沢市教育委員在任時 、河野談話はじめ日本政府の見解とも異なる特異な記述が行われている育鵬社版の歴史・公民教科書の採択に賛成した人物であり同意できない。
一、閉会直前に自民党により「12月9日の一般質問と9月定例会の反対討論における社民党佐藤征治郎県議の『自民党の内部抗争を持ち込む』という発言は、懲罰に値するきわめて不穏当な発言であり看過できない」として、発言部分について削除を求める動議が提出された。議長は直ちにこれらを採決し、賛成多数で発言の取り消しを求める動議が可決された。このような動議が提出された場合、会議は休会し精査のための議会運営委員会を開くべきであった。議長の拙速な議事進行は遺憾である。自党の意に沿わない発言をむりやり削除させてしまう自民党のやり方は、議会制民主主義に照らして許されないことは言うまでもない。
一、秘密保護法について廃止を求める意見書案を、党県議団、民主党が議会運営委員会に提出した。自民党らの反対によって委員会提案は実現できなかった。県民より「『特定秘密の保護に関する法律案』の廃案を求める意見書」の提出を求める請願が提出されたが付託委員会で不採択となった。議会運営委員会の場で村岡県議は「秘密保護法の廃案求める請願は初めて県議会に提案されたものだ。しかも同法は県民の大きな関心をもっている。賛否にかかわらず討論を認めるべきだ」と強く主張したが自民、刷新の会によって討論は認められなかった。
県議会中に、党県議団、民主党、社民党3会派による秘密保護法の廃案を求める共同声明を発表し、合同の街頭宣伝行動をおこなったことは重要な成果である。
以上
2013.12.20 20:56:46
議会開会の間、議会側の警備要請で県警が警官を議事堂内に配置していたことが明らかになりました。特集した20日付の県議団ほっとニュースを転載します。
12月17日に急きょ開かれた県議会文教委員会において、傍聴受付の場に私服の警察官がおり、議会事務局が傍聴者の名前を読み上げたのに合わせてメモを取っていたことが明らかになりました。
12月20日、当日傍聴していた教育研究者の藤田昌士氏、新日本婦人の会埼玉県本部(加藤ユリ会長)と日本共産党埼玉県議団は連名で下記の声明を発表し、記者会見を開きました。会見で柳下団長は「私服警官が監視するようなことがあっては、県民は安心して議会の傍聴などできない」、新婦人の加藤会長は「警官が秘密裏に傍聴者の名前を控えることは人権の侵害で許されません」と話しました。同日、党県議団は細田県議会議長に県警への警備要請の廃止を申し入れ、細田氏は「重く受け止める」と答えました。また、県警警備課長にも抗議の申し入れをしましたが、申し入れ書の受け取りを拒否しました。
記者発表
2013年12月20日
教育研究者 藤田 昌士
新日本婦人の会埼玉県本部 会長 加藤 ユリ
日本共産党埼玉県議会議員団 団長 柳下 礼子
埼玉県議会文教委員会傍聴者の埼玉県警による監視問題について
12月17日に開かれた埼玉県議会文教常任委員会の傍聴者が待機する4階ロビーにおいて、傍聴者の中に警察官がおり、議会事務局によって傍聴者の名前が読み上げられたと同時にメモを取り始めました。新日本婦人の会の会員を含む傍聴者の複数がこの警官と顔見知りであったため、偶然この事実は発覚しました。
本日の議会運営委員会で、日本共産党の村岡正嗣県議が警察官の配備等について確認したところ、議会事務局は、毎議会ごとに議長名で埼玉県警に警備要請をしてきたこと、定例会の直前に議会側と警察側の担当者で会議を開いていることを明らかにしました。
日本共産党による議会事務局の聞き取りによると、県警への要請は相当の年数行われてきたものであり、いつから始まったのかは議会事務局も把握しておりません。議会中の本会議と常任委員会開催日には警察官が一名派遣されてきました。17日には常任委員会が急遽開会となったため、議会事務局より連絡をして派遣要請をしたとのことです。
このような警備要請は地方自治法、議会規則などにも根拠はなく、京都、大阪、東京など主だった議会において、定例的に警察官が派遣されている例はありません。しかも、この間議会運営委員会にも議員にもこのことが報告されていないことは重大です。
さらに重大なのは、議会事務局に対して埼玉県警が派遣された警察官の警備内容が明らかにしていないことです。党県議団の県警に対する聞き取りの中では、県警は警察官の派遣は認めましたが、警備の人員の部署、警備場所や内容について全て公表を拒否しました。
議会の傍聴者を監視するような行為は、議会制民主主義を犯す最悪の行為です。また、議員すら知らない間に警察官の警備が行われ、その実態が議員にも議会事務局にも明らかにされないなどということは断じて許されません。私たちは、埼玉県警に対して、強く抗議するとともに、早急に17日に行われた警備の全容報告を求めます。
また、埼玉県議会議長におかれましては、以後埼玉県警への警備要請を廃止し、議会の守衛による警備体制強化を求めるものです。
以上
2013.12.17 20:40:22
記者発表
2013年12月17日
日本共産党埼玉県議会議員団
団長 柳下礼子
執拗に繰り返される文教委員会による教育現場への政治的圧力について(談話)
埼玉県議会文教委員会は、県立朝霞高校の修学旅行や社会科教諭の研究活動について二日間にわたって審議を強行した。
文教委員会が修学旅行に参加した生徒の感想文を提出させたことは、たとえ生徒の名前を伏せ、教師がパソコンで文書に打ち直したものとはいえ、重大な問題である。しかも、委員が感想文の内容までに踏み込んで審議したことは生徒の内心の自由を侵すものであり、断じて容認できない。
委員会は「県立高校の社会科教育の指導徹底を求める決議」を自民党、刷新の会などの賛成多数で可決したが、その内容は修学旅行の学習や教員の研究活動など教育・研究活動へのまさに政治介入そのものである。
また、一部の委員からの「あまりにも教育内容に深く入り込んでいる」などの異議の途中に、文教委員長は発言をさえぎり一方的に休憩を宣言した。このような文教委員長による独断的な運営は許されるものではない。
昨日に続く文教委員会の強行は、委員会運営に大きな禍根を残し、県議会の品位をおとしめるものである。党県議団は、文教委員会による教育現場への執拗な政治的圧力に抗議するとともに、「決議」の撤回を強く求める。
2013.12.17 20:33:35
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