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雇用、営業、くらし守る政治へ…マサツグの奔走記

福島原発事故の収束を、脱原発へ、被災地復興は住民主体で、構造改革の押付けは許されない。政治のベクトルは常に「人間を幸福にする」ために…その想いで見て聞いて語っての走り書き

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埼玉県環境科学国際センターを視察

2012.04.23 21:48:27


大気汚染の変化がひと目で分かる

加須にある埼玉県環境科学国際センターへ県議団として視察してきました。2.2haの広大な敷地には生態園(ビオトープ)もあり、施設群は延べ床8722㎡で、展示棟、試験研究棟などを備えていて、相当な時間をとらないと全部を見ることはできず今回は駆け足でした。

センターは4つの機能、環境学習、国際貢献、試験研究、情報発信、を持っています。展示や情報コーナーなどは、こども向けと言っては語弊もありますが、私が興味を持ったのは研究の分野です。県の施設ですから勿論、県内で起きた様々な問題、例えば、川に魚が浮いたとか、ダイオキシンが心配だとか、県民の要求に即応する仕事も日常のようですが、一方で、基礎研究についても行っていて、しかも、相当にハイレベルな研究だということでした。

科学技術での基礎研究は息の長いものですが、将来を見据えたときこれほど大事なものはありません。研究職員のうち30人はドクターと聞いて、県立でこれだけのセンターをもっていることは誇りです。県民の皆さんに知っていただきたいセンターです。
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スーパーサイエンスハイスクール(SSH)で県立浦和第一女子高を視察

2012.04.21 13:26:58


100周年記念モニュメントの前で

19日、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業について、県立浦和第一女子高等学校を視察してきました。SSHは文部科学省が高校を指定して、理数系教育に関する実証と科学技術系人材の育成などを図ろうとするもので、埼玉県は平成24年度県立9校、私立1校の10校が指定されました。県立浦和第一女子高は、平成16年の初の指定校から連続して指定が認められ今期で3期目を迎えています。

柳下団長とそろって訪問しましたが、校長先生はじめ諸先生が温かく迎えてくださり、また丁寧にご説明をいただきました。本来のカリキュラムに加えての授業となる訳で、先生方の熱意なしには成果は生み出せません。若者の理系離れと言われ久しいですが、浦和一女においてはこの10年間で、文理の割合が6:4から5:5へと理系希望が増えたそうです。

SSHでは1年生はグループで、2年生では個人で課題を決め、3年生で論文にする、こうして全部を生徒一人でまとめ上げ、英語で発表もできる力を身につけているとのことです。国際的な舞台での研究発表でも数々の入賞を果たしています。お話しの中で、関心したというより驚いたのは、大学の協力を得ての旋盤体験に女子生徒が大変喜んだとか、ハンダごてを持っていれば楽しいという生徒、体験することへの興味の深さは男子も女子も変わりません。

父母からSSHで娘が変わった、との感想もあったとか、また、生徒さんに直接感想は聞けませんでしたが生き生きとした様子をお聞きし、先生方には御苦労ですがSSHがその成果を着実にしていると感じました。県としての今後の支援については私たちの宿題となった視察となりました。

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「公契約条例について、野田市の経験と現状・今後の課題」根本野田市長が講演

2012.04.18 20:40:38


講演する千葉県野田市の根本市長

本日さいたま市文化センターにおいて「住民のくらしと安心をささえるルールをめざして」と題して講演会があり参加してきました。話の中心は公契約の適正化で、千葉県野田市の根本 崇市長が、「公契約条例について、野田市の経験と現状・今後の課題」と題して講演されました。

根本市長は冒頭に、私の行政運営の基本スタンスをお話ししますと言って、「財政再建の側面が強く出過ぎ、行政運営が本来備えているべき人に対する思いやり、温かみ、優しさというものを疎かにし過ぎている。無駄を省くことは必要だが、強く求めるあまり無機質な人間味のないものであってはならないというのが、私の基本的な考え方である」と述べました。市長の熱いマインドが伝わるようで、さすが、国がやらないのならまず自分の町からやってやろう、こう言って、全国に先駆けて公契約条例をつくり、自らその先導を果たしていることに納得します。

市長の他からは、各労働団体、県中小企業家同友会、日弁連からも発言がありました。日弁連の宣伝チラシの見出しには、公契約法・公契約条例の制定を!公共サービスの質の向上を!、官製ワーキングプアをなくし、生活賃金を!、公正な競争で地域経済の活性化を!とあります。
埼玉県での公共工事発注では、落札率50%台というものもあり事態は深刻です。ダンピング競争のもとで、そのしわ寄せは下請け企業と労働者にいき、結局は、市民サービスの低下となって市民にツケが回されます。

野田市長は最後に、今の政権にはまったくやる気は見られない、埼玉の皆さんにがんばってもらいたい、とエールを送りました。ボールはわたしたちに投げられたのです。

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県立小児医療センターの現在地での存続を求める要望書を提出

2012.04.17 21:49:51


名和病院管理者に要望書を渡す 党県議団と県委員会

日本共産党埼玉県委員会と党埼玉県議会議員団は、本日、病院局に名和 肇病院事業管理者を訪ね、上田知事への「県立小児医療センターの現在地での存続を求める要望書」を提出しました。
2月県議会で移転先とする新都心8-1a街区土地購入費等の予算が可決されましたが、蓮田市はじめ春日部市議会や杉戸町議会、宮代町議会より、センター存続を求める意見書が県にあげられ、2月の患者家族対象の説明会では何を聞いても、これから検討すると繰り返すばかりで、患者家族の不安や疑問への具体的な説明はなされておりません。

納得を得ないままでの移転強行は絶対に許されるものではなく、2月県議会を経た現局面において、日本共産党として特に重要と思われる以下4点について要望を行いました。
これに対して管理者は、個々の要望には直接触れず、全患者からアンケートで意見を聞くことを明らかにするにとどまりました。
申入れには、伊藤 岳県民運動責任者と国民運動委員会の梅村さえ子さんも参加しました。


要望事項
1、周辺自治体の意見と患者家族の会の要望を最大限に尊重し、県立小児医療センターは現在地に存続すべく移転計画の見直しを図ること。
1、患者家族に対して丁寧に面接や説明会を開き、納得を得ることを今後の大前提とすること。その際、移転ありきの結果の押付けは行わないこと。
1、県に対して、議会から存続を求める意見書をあげた春日部市、宮代町、杉戸町はじめ、希望する自治体においては住民説明会を行い、直接、意見を聞くこと。
1、さいたま新都心8-1a街区においては、さいたま赤十字病院を母体として総合周産期母子医療センターを整備できるように、県は財政的・人的に最大限支援すること。

                                                   以上

申し入れ後は別会場に移り、センター周辺自治体の党市町議員の皆さんとともに県当局との懇談を行いました。この中でも、様々な質問・要望が出されました。参加者は、蓮田市、春日部市、杉戸町、宮代町、白岡市、上尾市、伊奈町、さいたま市(岩槻区も)、久喜市の9市町に及びました。


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消費税大増税ストップ、くらしと政治を語る会

2012.04.15 21:17:55


お茶会で政治談義 歌も出ました。

昨日と打って変わって晴れ上がった今日、早朝から芝ブロック体育祭の卓球大会、安行樹里安などでの植木まつり、民商北ブロックのお花見会など、駆け足で参加。午後は南平地区で、金子信男市議と「くらしと政治を語る会」、その後、本町の「お茶会」に矢野ゆきこ市議と参加しました。

どの会場でも消費税増税問題への関心は高く、私は話しの中で、社会保障の財源としての消費税増税のまやかしを明らかにし、税制としても不公平税制であることなど話しました。中でも、
輸出大企業への還付税についての話しには、参加者からは初めて知った、本当に不公平だ、の驚きの声でした。

なにしろ、2010年分で消費税還付金は、トップのトヨタ自動車で2246億円、2位のソニーで1116億円、3位が日産自動車の9897億円と、消費税を納めるのではなく、国から税金が還付と称して与えられるのだから、初めて知った人には信じられないのも無理ありません。消費税増税を唱える人の中にも、この還付制度を知らない人は多いようです。

同様に日本の所得税は所得が1億円を超えた途端に、税率は引き下げられることも知る人は少ないようです。日本共産党は
証券優遇税制の廃止でも財源はつくれると提案しています。株の譲渡と配当の税率は現在10%まで引き下げられていますがアメリカでは30%、日本もせめて20%に戻せば、年間で約5000億円の税収増となり、25年間で12,5兆円の財源が生まれます。さらに富裕層への課税の強化も提案しています。

こうして、消費税増税ストップと合わせ、どう財源をつくるのかの提案を説明すると、皆さん、元気が出てきます。つどいに参加したある業者の方は、「今、消費税増税ストップの署名のお願いに歩くと、業者の皆さん、本当にこころよく協力してくれる、以前には考えられない、頼みがいがある。」と話してくれました。まさに今が勝負、運動と世論で政治を変えるときですね。

テーマ:共産党/ コメント(0)/

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消費税大増税ストップ4・12国民大集会

2012.04.12 21:46:00




日比谷野音からデモへ 埼玉の先頭に立つ村岡

初夏の陽気となった今日、消費税大増税ストップ4・12国民大集会が東京日比谷野外音楽堂で開かれ、参加者は全国から5000名を超え会場に入りきれないほどでした。私は地域の皆さんとともに川口を10時にでて座ることができました。

今日の集会の呼びかけ人は、ジャーナリストの齊藤貴男氏、主婦連合会会長の山根香織氏、伊藤塾塾長の伊藤真氏、音楽家の池辺晋一郎氏、作家の室井佑月氏、映画監督の神山征二郎氏、弁護士の宇都宮健児氏など多彩な顔ぶれです。来賓に政党からは日本共産党の志位委員長や穀田国会対策委員長、塩川鉄也衆議員らが参加、民主党からも一人国会議員が参加、民主党の中にも消費税増税反対の議員がいます、と訴えていました。

国民大集会とあるように全国から様々な方々団体が参加し、主婦、医者、公務員、農民、業者らが次々と壇上から訴えました。福島から来られた農家の方の訴えもありました。訴えに共通したことは、今でさえ苦しいこの時に消費税の大増税はくらしと営業を破壊すること。税そのものが不公平であること。福祉のためと言うがそれはウソであること。財源は富裕層や大企業から応分の負担をさせることでつくれること。国民の所得を増やすことで税収もあげられること。これらの指摘に参加者から、「その通り」の声援が飛び、「値上げ法案は廃案にしよう」の呼びかけに会場は一つになりました。

集会はアピールを採択し、その後、国会へ向けてデモ行進を行いました。とにかく大勢なので、私たち埼玉は最後列の東京の前で、デモ出発まで1時間以上も待たされましたが元気いっぱい行進をしてきました。皆さんお疲れ様でした。明日からまた頑張りましょう!


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除染の盲点・・・とは

2012.04.07 19:31:51



8日付赤旗日曜版のある記事に唸ってしまいました。仲築間卓蔵さんのコラム”メディアをよむ”に、”除染の盲点”の衝撃とあったからです。それは、3月28日「news23クロス」TBS系が、”なぜ死者7人も原発事故の盲点”を放送したが、それが衝撃的な内容だったというものでした。

チェルノブイリ原発事故当時、ウクライナや東欧から西ドイツに物資を運んだトラックも汚染されていた。西ドイツがトラックの入国を拒否したため、東ドイツ政府はチェルノブイリから1400キロ離れた東西ドイツ国境に除染作業員8人を派遣し彼等は100~200台のトラックの除染にあたったが、その3年後から悲劇が始まった。

30代の作業員が肺がんで死亡。原因は、車のエアフィルター交換にあって、エアフィルターに放射性物質がたまることが見落とされていたというのです。結局、除染にあたった8人のうち7人が死亡しました。生き残った作業員は「日本でも被害者が出るのでは」と言っているそうです。

私たちはテレビの映像を通してですが、福島原発周辺や放射線量の高い地域を走る何台ものクルマを見てきました。白い防護服を着た人たちも見てきました。しかし、そのクルマのエアフィルターも汚染されている。果たして適切に除染されたのだろうか?
考えもしなかった”除染の盲点”の指摘が現実とならないよう、必要な声をあげなくてはと、思い知らされたコラムでした。

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禁演落語と春風のつどい

2012.03.31 22:54:13



今日、気象庁は東京の開花を宣言。しかし、国会での消費税増税法案の閣議決定したことに各界から猛反発、連立内閣は分裂か?そんな政治の反映とも思える台風並みの強風とにわか雨となりました。そんな中、雨にも風にも負けずの精神で、市議さんや党員の方々と地域の訪問を行いました。夜は、川口市後援会総会でした。

第二部の文化行事は珍しく落語会それも
「禁演落語」で、金原亭小駒師匠による「紙入れ」に大いに笑わさせていただいきました。同時に、こんな何でもない噺すら演ずることが出来なかった時代は、二度と繰り返してはならないと思いました。

資料によれば、東京・台東区の本法寺の境内には「
はなし塚」という石碑があるそうで、太平洋戦争開戦直前の1941年10月に建立されたそうです。当時の講談落語協会や寄席関係者が、廓噺など時局にふさわしくない53演目を選定し塚の下に埋めたのでした。

文化芸術への軍部の圧力が強まり事前検閲が始まるなか、関係者が「自主規制」の形で先手を打ったらしいと資料にはありました。封印の日、塚の前で僧侶と神職による「葬式」を行ったそうですが、これは、落語家特有の皮肉で当局への反発だったのでしょう。
今、「禁演落語」が甦りつつあるそうです。今日はこの世に甦った噺を生で聴くことができ笑いとともに元気をいただくことができました。
 明日は4月1日、一年前はちょうど県議選の告示日、選挙戦がスタートした日でもあります。あれから早1年、今夜は初心を思い返した後援会総会でした。

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2月県議会が閉会。平成24年度一般会計予算案に反対。

2012.03.29 20:25:41


まちかど演説 板橋市議さんと

2月県議会は26日に閉会しました。党県議団を代表して村岡が討論に立ちました。予算及び議案の中に賛成できないものがあり反対討論となりました。

平成24年度埼玉県一般会計予算の反対の主な理由は、
第一に、県立小児医療センター移転に関するさいたま新都心土地購入費(123億円)が計上されていること。
第二に、職員定数を87人削減すること。
第三に、職員給与を削減すること。
第四に、八ッ場ダム建設予算が計上されていること。
以上を理由に反対しました。

他の議案への態度も含め、詳しくは党県議団のHPをご覧下さい。さて、今日の新聞を見て驚きました。知事会見採録という面での、
県立小児医療センターにかかわる知事の発言についてです。

記者の質問は「現在地に一部の機能だけを残すのは現実的でないという声がある。」・・・これに応えた知事は
「基本的には専門家、医者が判断しなければいけない話しです。患者や保護者が判断する話しではありませんから。患者や保護者を説得するのもまた医者ですから。」(原文のまま)・・・これを見て私は驚いたというより呆れ憤りを感じました。
主権者は一体誰なのか・・・の問題です。

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庶民増税によらない社会保障充実と震災復興への道

2012.03.24 21:13:35


講師:富山泰一氏 於:リリア

23日夜、党川口市議団主催による学習会に参加してきました。もう騙されない講座---税について と題した勉強会で、当日のテーマは「庶民増税によらない 社会保障充実と震災復興への道」です。講師は、富山泰一先生(不公平税制をただす会事務局長、財源試算研究会主査・税理士)です。

税の話しというと難解の感がありますが、先生のお話しは、一つ一つに数字の裏付けをもった確信に満ちたもので、聞いている側に元気が沸いてくるものでした。冒頭から「私は消費税そのものに反対です」と明快です。消費税は税の仕組みとしておかしい、との主張です。特に財源試算と税の不公平についての話しは非常に興味深いものがありました。

財源試算研究所によるデータでは、不公平税制を是正するだけで、消費税導入前に戻すことですぐにでも28兆円の増収となるとの説明は驚きでした。2011年度を例とすれば、国税で16兆7千億円、地方税で11兆3千億円、合計28兆円の税収が生まれるそうです。不公平の点では、課税所得5000万円超の高額所得者の減税額は、消費税導入前との比較で、2009年分確定申告から、対象の高額所得者40,795人、減税額は1兆2千億円に及びます。

ニューヨークで始まった1%が99%を支配する・・・これと似た話しですが、わずか0.27%の大企業が総蓄積の60%を独占しているとの指摘もありました。内部留保を消費税が導入された1989年度と2010年度とで比較した資料があります。全産業で266兆円に達していますが、そのうち、資本金10億円以上の企業は160兆円を占め、全産業の蓄積の60%を占めています。

富山先生は、今の日本はこの部分からお金をもらえていない、言いかえれば不当に貯めた金であって、みんなに金を分配すべきと語ります。
あっと言う間の1時間の講義でしたが、私には
、「この国には金はいくらでもあるのです。要はとり方の問題なのです」の先生の話しが胸に強く残りました。


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安行後援会の春を呼ぶつどい

2012.03.19 21:47:50


みんなで歌おうコーナー 座っている方は船津弘元県議

安行公民館で行われた「春を呼ぶつどい」にお招きいただき、板橋博美市議さんとともに参加をしました。安行地域の素敵なところは手づくりのつどいで、演芸も地域の方々がほとんど、プロを呼ばずに盛り上がることです。

津軽三味線、太鼓・獅子舞、南京玉すだれ、フラダンス、日本舞踊・・・皆さん、芸達者です。フィナーレはうた声でした。私もあっという間にステージ前に立たされ歌わされました。歌っているうちに楽しくなってくるものです。最後は「故郷」の大合唱、私も一生懸命に唄いました。

初めて参加した方も何人かいましたが、「楽しかった」の感想でした。お土産にいただいた炊き込みごはんは本当においしかったです。安行の皆さん、ありがとうございました。

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ヤオコー川越美術館 三栖右嗣記念館

2012.03.19 21:29:22


三栖右嗣記念館 設計は伊東豊雄建築設計事務所

議会の合間を縫って、開館間もない三栖右嗣記念館に行ってきました。伊東豊雄設計の建築にも興味があったのですが、画家三栖右嗣の作品はどれも胸を打つもので、無理しても行った甲斐がありました。

展示作品数は少ないのですが、一点一点が魅力的です。勿論、第19回安井賞を受賞した「老いる」の習作は必見で、見ているうちに親孝行しなければと思ってしまいます。私自身は1991年作の「コスモス」に魅かれました。元来、静物画は苦手なのですが、このコスモスは生きているのです。花弁の一つ一つが花籠の一本一本がそこにあるかのようです。三栖の桜は圧倒的です。「降りそそぐ様に咲く桜の下で母子が憩う」の解説のある「爛熳」は、誰もが見入ってしまうでしょう。

ひとときの充電時間を与えてくれる
ヤオコー川越美術館でした。ただ、途中に案内看板が無いので、初めての者は迷ってしまいます。ナビ頼りで行ったものの、なかなかたどりつけませんでした。コーヒー付きで入館料500円はありがたかったです。

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県立小児医療センター移転で知事を質す。予算特別委員会で柳下礼子県議

2012.03.17 17:55:35

3月16日に行われた県議会予算特別委員会で、日本共産党の柳下礼子県議は県立小児医療センター移転問題で再び上田知事に迫りました。
以下、県議団ニュースよりコピーしたものです。


新都心は難病の子どもたちにふさわしい療育環境とは思えない


柳下議員 日本共産党の柳下礼子です。質問させていただきます。
 県立小児医療センターについてお聞きします。
 昨日、この県庁に、患者家族の会と周辺自治体の「存続を求める会」の皆さんが署名提出に来られましたが、持ち寄った署名は3万8400筆、前回分と合わせて5万3402人となりました。移転先である、さいたま新都心という場所は決して静かな環境とは言えません。私は本日、患者家族の方のお手紙を紹介します。
「県立小児医療センターの移転は反対です。
 私の甥は20年前に、小学校6年の時脳腫瘍になり余命6ヶ月といわれました。手術はしたものの脳幹に腫瘍があり、手をつけることができませんでした。あの当時は県立でありながらMRIがなくがんセンターまで子どもたちは検査に行ったのです。甥は白血球が下がっていたので検査することができませんでした。
 個人病院でもMRIがあるのに、県立でMRIがないという現実にびっくりして、姉夫婦と署名運動をした結果、数万人の署名をいただき県に提出し、MRIの設置をすることになりました。病院からは感謝の言葉をいただきましたが、そのときには甥はもういませんでした。
 あの病院の、余命を感じながら静かに笑顔を見せる子どもたち、聞いたこともない病気の子どもたちが今でも浮かんできます。静かなところで大切な時間を過ごす権利が子どもたちにはあると思います。
 新都心はアリーナや商業施設で若者や家族が楽しく過ごす場所です。新都心に移転しようという動きをする人たちは、あの病院の中で苦しんでいる子どもたちの姿をみてほしい。
 重症の子どもたちは静かに過ごしたいのです。緑の見える安らぐ場所で。苦しみに耐えている子どもたちをビルの中へなんてとんでもない。静かに大切な時間を過ごしてほしいと心から願っています」。
 こういったお手紙でした。
 そこで伺います。このような小児病棟の子どもたちは長期の病に立ち向かい、大変なストレスを抱えながら過ごしています。新都心という地域は難病の子どもたちにとってふさわしい療育環境とは思えないのですが、いかがでしょうか。知事よりお答えください。

上田知事 今柳下議員は「難病」と言われましたが、一般的に言うと重度だという言い方でさせてもらってよろしいでしょうか。(柳下議員「はい」)
 小児医療センターの開院当初は軽症患者が多いことから、建物の外でも散策をしたり楽しんでいただけたことが多かったのですが、しかし現在では重症の、重度の患者が多くなったことから、感染の恐れなどを考慮して建物から出ることが認められておらないのですね。もともと高度専門医療機関であります小児医療センターでは重症の患者が多いため、治療や療養そのものは室内でおこなっております。たとえば免疫力が低下している小児患者への感染を防止するために、入院患者のきょうだいですらも面会を禁止したりする場合もあります。また、先天性心疾患の手術で人工呼吸器をつけた患者や小児白血病の患者などは、厳密な環境管理をした室内での療養を余儀なくされています。さらに、入院患者が隣接する特別支援学校へ通学するためにも、外部の環境と隔てられた専用の渡り廊下を通って、外気と接触しないような構造にしているくらいです。また、病室から出ることのできない入院患者については支援学校の教員が病棟に出向いてベッドサイドで授業を教えたりしております。
 こうした外出が困難なお子様のために、さいたま新都心に建設する新病院では建物内のテラス、デッキ、中庭などに緑を配して心地のよい空間を作ろうと。また、子どもが楽しく過ごせるプレイルームや、年齢や性別を考えた病室デザインにより患者のアメニティを向上させようと、こういう企画もございます。このような取り組みによってお子さんの心身の安定や療養、生育環境への対応ができると私は考えております。

人工の自然と、緑に囲まれた病院という環境は違う

柳下議員 今知事の答弁の中で、重度の患者のお子さんたちは感染症の恐れがあるということで外に出られないから、ビルの中なんだからいいんだ、ということでしたけれども。
 私が言っているのは、小児医療センターに以前うかがった時に、当時の院長先生は城先生でしたけれども、「ぜひ見ていってください」と言われたんですね。で、中庭に案内してくれたんです。そこには何があったかというと、子どもたちに見せたくて蛍を飼っているのですね。そういう院長先生の笑顔が、本当に子どもたちがどういう療養環境の中で育つのかということを非常に感じたのです。
 そういう面では私は、外に出るとか出ないとかではなくて、窓から見た時にですね、きのう来た方も窓から見たところの田んぼだとか、非常に緑が多いということがやっぱり子どもにとって大事なんだというふうにお話ししておりました。そういう面で静かなところ、あるいはこの余命がないという子どもたちにとって、私はそういう環境のおよぼす自然治癒力を高めることも含めて言っているのです。
 知事は静かな所よりもビルの中のほうがふさわしいというふうにおっしゃるのですか。外に出ないのだから構わないというふうにとるのですか。

上田知事 決してそのようなことを言ったつもりはございません。

柳下議員 ビルの中にいろいろとアメニティとか人工の自然を用意するのと、緑に囲まれた中の病院というのでは、やっぱり違うというふうに思うんですね。そこのところで私は、お手紙を紹介したように子どもたちを静かな環境の中で療養を送らせたいということをお伝えしたわけなのですけど、これについてはいかがですかという質問なんですね。
上田知事(後ろ向き)の答弁を聞く柳下県議
上田知事(後ろ向き)の答弁を聞く柳下県議

上田知事 総合的に考えて新都心を選択しているんです。
 たとえば日赤でお母さんが赤ちゃんを産むとき、生まれながらにいろんな先天的な問題が起きているとき、そのまま小児病院で特別な部屋に入って処理ができるんです。いろんな意味での処置ができるんです。しかし、そこから蓮田のほうまで運ぶことのほうが、より生命の危険度は高いんです。そういう医療の連携ということも、いろんな形で考えて、われわれは総合的に考えてものを申し上げております。
 緑もあってそれもあって何もあって、というのが一番理想かもしれませんが、聖路加病院だって屋上庭園で最終の、いわゆる余命のないがん患者が、やはり屋上の庭園でゆったりと気持ちをなごませておられます。だからといって、じゃあ聖路加病院を緑豊かなところに移して多くの患者を受け止めることができるかどうかといったら別問題になるかと思います。いろんな議論がありますが、総合的な判断で私たちはそういうことを申し上げているということにご理解を賜りたいと思います。

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県立小児医療センター存続を求める家族の会が38,400筆の署名を提出

2012.03.15 20:52:51


県病院局へ38400筆の署名を提出する患者家族の皆さん

県立小児医療センターのさいたま新都心への移転にかかわる土地購入費等を含む予算が、26日の本会議で採決されるのを目前にして、今日、現地での存続を求める家族の会と、同じく周辺自治体で存続を求めている会の皆さん方が県庁を訪れ、この間に集まった署名38,400筆を県病院局担当者へ提出しました。

ずっしりと重い署名用紙には、難病を抱えた我が子の命を守って欲しい、救急の受入れ先を無くさないで・・・などの強い願いが込められています。県当局との懇談では、当事者の患者家族に知らされぬまま、移転による新病院建設を進めようとしている、一体どのような病院をつくるつもりか、疑問・質問が相次ぎました。

18歳以上の子はどうなる、赤ちゃんに会えないの、日赤やエントランスなどと同じ空間では感染症が怖い、地下駐車場からEVでは車イスは2台しか入れない、13階建で避難経路はどうなる・・などなどの質問に、県当局は、予算が決まってからスタートです。設計を進める中で。医療整備の方は担当が違うので・・・など、具体的な回答はなく、すべてこれからとの説明です。難病のお子さんを連れて参加したお母さんからは、この子はよくけいれんを起こします。移転してしまったらどこへ連れて行ったらいいのですか?との悲痛な訴えに対しては、保健医療部と調整していきます。個別案件にはお答えできません。の返答でした。

参加した誰もが納得できるものではありません。初めて参加したという父親は、移転のことはテレビで知った。当事者でさえ今聞いた話しだ。県から患者一人一人に説明あったのか。と、広報への疑問も出されました。また、新都心の渋滞調査について問われ、調査はこれから、2年前の国土交通省の調査データはある、との回答。知事の一部機能の移転発言については、外来患者に説明していく、との回答に、10分間の診察時間でできるはずはない、と、家族の方からは厳しい指摘です。1時間弱、質疑をすればするほど、機能の一部存続でも新病院建設でも、何も決まっていないことが鮮明になるばかりでしたが、県当局は、患者の皆さんとの意見交換は今後やっていきます、と意思表示しました。

会場には多数のマスコミも取材に入り、記者からは今日の感想など、患者家族への質問も出されましたが、家族からは、この間のマスコミ報道に感謝の言葉と、これからも伝えて下さいとのお願いが発言されました。

立ち会った党県議団からは、冒頭、柳下県議が議会での質疑に触れた挨拶をし、私は、この一瞬一瞬の命を繋いでいるのがセンターであり、38400筆にその想いが込められてる、命のかかった問題です。と結びました。

新病院構想の中身、残す機能とは、患者の願いに応えれる形とは・・・今後、県当局との懇談を続ける中で明確にすべきことが鮮明になってきました。勿論、センターは現地に存続させ、新都心には総合周産期母子医療センターを県の支援で整備する・・・これが最良と私は考えます・・・。
明日の予算特別委員会で柳下県議が再びこの移転問題を取上げる予定です。

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県立小児医療センター移転などの新「5カ年計画」に反対しました。

2012.03.13 21:27:04

埼玉県の今後5年間の行政運営の最上位計画となる新「5カ年計画」の採決が、今日の議会「5カ年計画特別委員会」で行われました。自民党から修正案の動議も出されましたが、私は日本共産党県議団を代表して、知事の案と修正案ともに反対をしました。

その理由については反対討論で詳しく述べましたが、(別途、県議団のhpにアップします)特に、両案とも今後の県政の戦略の中に、
県立小児医療センターのさいたま新都心への移転が計画されていることは問題であり強く反対しました。

この間、患者家族の方々のお話しを伺う中で、移転計画が子どもの命の論議でないことが明らかとなりました。新都心開発の失敗のツケを難病患者と関係住民に押付け、患者切捨ての上に進めようとする現計画は断じて認めることはできません。

残念ながら採決では、
自民、民主、公明、刷新の会の賛成多数で可決されました。(5カ年計画特別委員会は委員長含め20名で構成)。反対した委員は私ただ一人でした。本会議での採決は26日となります。

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19009人の命とそれにつらなる命・・・大震災から1年

2012.03.11 19:57:20

東日本大震災から1年、誰もが夢であって欲しい、いつもと同じように妻がいて夫がいて、子どもたちの笑顔があって、父や母、おじいちゃんとおばあちゃんの微笑みがある、そうあるはずだ。しかし現実は無慈悲だ。悲しみの深さに関係なく梅の蕾は開いていく。

2時46分、我が家では家族3人で黙とうをした。今日のテレビはどこも震災特集を組んでいる。言いたいことは山のようにある。津波対策、原発事故、政府の対応、復興の在り方・・しかし大事なことは、現実を見据え被災者に心を寄せること以外ない。

読売新聞には「戻らぬあなたへ」とした家族を亡くした方々のメッセージが特集されている。どれも涙なしでは読めないが、お一人紹介する。気仙沼の消防職員であった息子さん(33歳)失ったお母さんのメッセージだ。


「最後までお年寄りを避難させていたと聞きました。この子は逃げるような子ではないはず。一人でも多くを助けたい、って、苦労して救急救命士になったばかりなのに。母さん、むなしいよ。もっとおいしいもの、食べさせてやりたかったよ。」

勝手なアップをお許し願いたい。19009人の命とそれにつらなる命を決して忘れてはならない。そして34万人に及ぶ避難者を・・・。

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蛇紋岩と地震の関係…30年間で解明を!

2012.03.10 20:54:36

食べ物と放射能の話しが学べると、さいたま市内で開かれた「科学技術シンポジウム」に参加しました。今年で13回目となるシンポで、主催は埼玉県職員組合です。組合がこうした学術研究発表もやっているとは知りませんでした。

放射能の話しは想像以上に大変勉強になりましたが、予期せぬ勉強もさせていただきました。実は他にも演題が用意されていて
、「蛇紋岩・・水を吸ったり吐いたりする、マントル起源の不思議な岩石」という若い研究者からの発表があったのです。蛇紋岩と言われて中学生のころ理科でやったような遠い記憶ですが、話は地球の内部構造から始まるスケールの大きさでした。

地表から約10~30Km下にあるのがマントルで、かんらん岩でできているそうです。このかんらん岩が上昇して水と反応して蛇紋岩に変わる、海底で形成された蛇紋岩は、プレートの動きにのって運ばれ、やがてプレートの収束境界にたどり着き、地下深くへとひきずり込まれていく。すると、地下の高い温度圧力によって、沈み込んだ蛇紋岩がかんらん岩へと戻る。Mg₂SiO₄+H₂0(かんらん岩)------Mg₃Si₂0₅(OH)₄(蛇紋岩)この反応が相互に起こるということのようです。久し振りの化学式に「???」でした。

地震発生はプレートテクトニクス理論が主流ですが、3・11の東日本大地震でも、プレートの沈み込みのきっかけに、蛇紋岩の反応が関わっている可能性があると指摘されました。それを今後30年間の間に解明したいと言います。

何故30年なのか?・・その方は今30歳だからだそうです。明日、3・11から1周年ですが、巨大地震発生の詳細なメカニズム解明に、ひたむきな努力を決意した若き研究者にはロマンすら感じ、会場埋めた参加者からは激励の拍手が起きました。

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各常任委員会の審議始まる

2012.03.09 21:35:30

2月県議会の論戦は今日から各常任委員会へと移りました。私の所属する産業労働企業委員会では、今日9日が産業労働部関係、12日が企業局関係及び討論・採決となります。今日の委員会では、付託議案として23年度補正予算と条例改正議案2本、 調査事項として24年度一般会計予算などを審査しました。
長期の景気低迷と不安定雇用に追い打ちをかけた東日本大震災と原発事故、どう地域経済を活性化させるかは当委員会に課せられた重要課題です。私はこうした立場で審査に臨みました。その一部を紹介いたします。


埼玉県立高等技術専門校条例の一部を改正する議案では、介護ヘルパー養成講座に係って、民間による講座もたくさんあるが、トラブルも多く就職率も低い。介護人材は今後ますます必要とされるだけに、専門性の高い高技専での取組みが期待される。受講のチャンスをより大勢の人々に与えるべきと主張、県側は、委託を含め総受講人数では増やしていると答弁しました。

埼玉県緊急雇用創出基金条例の一部を改正する条例では、2月20日の総務省の発表した労働力調査結果を紹介しました。調査では、2011年の雇用者に占める非正規雇用労働者の割合は35%、2年連続で過去最高を更新、女性では実に54,7%と働く半数以上が非正規雇用、年間収入でみると、雇用者の34%が年収200万円以下、その内の77%が非正規雇用労働者だった、と総務省が認めている。貧困層が依然拡大しているし、本県においても例外でないはずだと、本県の雇用状況を質しました。

答弁の中で、埼玉県の平成19年の非正規雇用率が男性は26,9%、女性は60,7%と女性に極めて厳しい実態が明らかとなりました。
私は、本県においても非正規雇用層の底上げこそ、労働行政の最優先課題と言える。基金は一義的には短期雇用の機会創出となっているが、正規雇用への橋渡しをさらに強めていただきたいと強く求めました。

同じく緊急雇用創出基金にかかわり、
東日本大震災被災者再チャレンジ就職支援事業が新年度予算に無いが、多くの被災者が未だ避難しており、こうした方々への再就職支援は重要課題と求めました。県側は、今後の特例交付金58億円受入れによる雇用創出基金事業の中で対象としていくと応えました。

中小企業対策では原発事故による計画停電や放射能汚染によって、県内の商工業者も相当な被害をこうむっている。追い打ちをかけるように東電は電気料金の値上げを求めてきているが、業者の多くが
東電に損害賠償を求めたいと考えている。それを県として後押しするように、また、被害の実態を調査するように求めました。県側は、東電にはすでに申入れを行っている。県内2200社を1/4期ごとに調査をやっている、影響についてもタイムリーに取り組んでいくと回答しました。
12日の審査も、県民の利益を守る立場で全力でがんばりたいと思ます。

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予算特別委員会で県立小児医療センターの存続を求める柳下県議

2012.03.06 20:35:44

「柳下県議の質問に涙がこみ上げました」「知事の態度に怒りが沸いてきました」こう語るのは、今日開かれた県議会予算特別委員会を傍聴された、県立小児医療センターの現在地存続を求める患者家族の皆さんです。

24年度予算議案では、さいたま新都心への医療拠点の整備として、用地の取得費、県立小児医療センター建設設計業務費等123億円が計上されています。柳下県議は、10以上の診療科にかかっている難病の子もおり、移転となれば現在地と新都心の2ヶ所に通院することになる。センター存続こそ治療や発達を保証するものだ。知事は一部機能を残すと言ったがどこを残すつもりか・・と迫りました。

上田知事は、「今、担当者に調査を依頼している」と、まともに応えようとしませんでした。知事は医療センターは3次医療であって、移転して地域医療が空白となるとは当たらないと強弁、しかし、現実には1次も2次も脆弱だからこそ、周辺自治体の救急の4割を受け入れてきている、そうした事態を放置してきた県自らの責任には目をつむるとは余りに不誠実な答弁です。
知事は土屋小児や春日部市立病院の増床によって空白の心配はないと言うが、増床は県立小児の移転を前提としたものではなく、むしろ、県立小児のバックアップを前提にしたもので、知事答弁はこうした現実を逆さまに描いたものです。

柳下県議は患者のお母さんから、「この子はよくけいれんを起こします。新都心まで運ぶのではこの子は死んでしまいます」と、泣きながら訴えられたことを紹介、かけがえのない命の問題だ、知事は患者家族の話を直接聞くべきだ。と迫りました。知事は「何でも知事に会えでは私は死んでしまいます」とあきれた態度をとりました。
柳下質問が終わり委員会が休憩に入ったとき、知事が突如傍聴席の患者家族に歩み寄り一方的に「ご理解を」と声をかけてきました。このこと自体異例なことですが、さすがに、知事も目の前の患者家族の前を素通りできなかったのでしょう。

患者家族の皆さんは「知事は患者のことがまったく分かってない、怒りがこみ上げてきました」と、私たちに訴えられました。15日の患者家族による第二次署名提出に知事が応じるか逃げるか、県民の皆さん!注視しましょう。

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3・4川口地域総行動

2012.03.04 17:43:35


集会後、元気にデモに出発しました

TPP反対、原発ストップ、復興急げ、消費税増税反対、等のスローガンをかかげ、今日、川口西口公園を会場に、3・4川口地域総行動が開催されました。

午後1時の決起集会に先だって、午前中より、バザーや模擬店など元気に楽しく家族そろって楽しめる企画も行われ、寒さも吹き飛ばしました。

集会では、私もご挨拶をさせていただき、県立小児医療センター移転問題や旧騎西高校に双葉町を訪問など、政治は世論と運動によって動かせること、原発問題では国と東電に責任をとらせること。そのためにも当事者として声をあげましょう、と訴えました。

地域総行動はちょうちんデモとも言われ、これまでは市内各地で分散して夜行われてきましたが、今年は昼の行動となりました。参加者のみなさんからは、大勢集まって一緒に行動できて元気がでたとの感想でした。お疲れ様でした。

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障害者は権利主体である。福祉は権利保障である。障害は社会の責任である。

2012.03.03 22:40:53

主催:川口市障害者団体連絡協議会、後援:川口市による「これからの障害福祉を考えるつどい」が青木会館で開かれました。障害者福祉をめぐっては、2006年に施行された自立支援法で、利用料1割負担の応益制度が導入され、障害が重い人ほど負担が増えることとなるなど、経済的理由で作業所へ通えない、一方、作業所は経営が圧迫される事態となりました。

全国の障害者と家族は、自立支援法は生存権を侵害する憲法違反として原告団を結成、全国14地裁で一斉に訴訟を起こし戦いに踏み出しました。その後、自公政権から民主党へ政権交代があり、民主党は同法を廃止して2013年8月までに障害者の意見を尊重して新法を制定することを原告団に確約し、基本合意文書を締結、同訴訟は和解しました。埼玉で戦ってこられた方々もこれで安堵し、同時に、新法をいかに障害者主体で作り上げるか、気を緩めることなくこれからが正念場とがんばってきました。

その後、当事者の参加した部会等で論議が重ねられ(会議に出席すること自体どんなにか大変だったか)ようやく、国連の障害者権利条約と合意文書を柱とした骨格提言がまとめ上げられたのです。
今日のつどいの中心は、
平野方紹日本社会事業大学准教授による「今後の障害者福祉の動向とわたしたちの取組みの課題」と題した講演で、先生の話しに学びヒントをもらい又がんばりましょう、というものでした。

平野先生は冒頭、骨格提言について触れ、
支援選択権と支援請求権の保障、保護の対象から権利の主体へ、医療モデルから社会モデルへ、を明確にしたことは大変重要だとし、反対だけの運動から主体的・建設的な運動に転換した、と述べました。問題はその後で、すでに先日の新聞等で報道され、私自身も読んで驚き怒り心頭となったのは、厚生労働省が明らかにした新法案です。骨格提言がまるで反映されておらず、しかも自立支援法の廃止は見送られ、名称を変えるなどの改正にとどまった新法案となってしまったことです。これは国を信じて和解に応じた原告団、すべての障害者と家族への裏切りです。

平野先生はこの問題で、なぜ民主党政権は約束を反故にしたかについて、民主党は障害者福祉制度の見直しについて所要額を400億円と見積もったが、骨格通りに行うには2兆円も必要と分かり、自公も賛成し実現可能な改正へと転換した、お金が理由だったとの説明でした。私はそれを聞いた瞬間は、2兆円の財源提案ができなければ障害者の皆さん方の目指した提言は夢で終わってしまうのか、と思ったのですが、理想は実現するためにあるし、今、社会保障と税の一体改革で問われる財源問題からも、ムダをなくし納税の応能負担によって財源はつくれる、そうした立場に立てば、骨格提言の実現も可能となるはず、と考えながら話しの続きを聞きました。

先生は最後に、
骨格の大事な点は、こうして欲しいと言えたこと、こうして欲しいの基準ができたことです。と強調されました。
講演後、訴訟の原告団のお一人も発言されましたが、国の裏切りにめげず基準をもったこと、全国の仲間と連帯していること、そこに確信をもって引き続いてがんばりましょう、と決意を述べられておりました。本当に頭の下がる思いです。短い時間でしたが本当に深いところで学ばさせていただきました。
ご案内をして下さったMさん、ありがとうございました。

テーマ:社会保障/ コメント(0)/

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原発事故による損害賠償で県へ要請 埼商連

2012.02.27 20:44:03


松岡産業労働部長に賠償請求に力を貸して欲しいと要請 埼商連

埼玉県商工団体連合会は上田知事あての「東京電力福島原発事故による埼玉県産品の農林水産物及び工業製品、サービス提供、物販等の損害賠償についての要望書」を、産業労働部の松岡進部長に提出、東電に損害賠償に応じるよう県としても後押しをお願いしたいと申入れました。

懇談の中で、埼商連が昨年6月に東日本大震災が経営に及ぼす影響について緊急調査を行った結果について説明、旋盤や研磨、印刷、機械加工業などで、計画停電により機械が止まる、資材が入らない、納期が守れない、等々の影響があったことや、飲食店では営業が全く出来なかったこと等、深刻な実態だったことが訴えられました。しかし当時は、被災地(者)救援の活動が最優先だったため、業者が被った原発事故による損害にまで意識が回らなかったとのことでした。

今、確定申告を進める中で、売上げの激減の原因が原発事故に由来することが明確となり、東電に対して損害賠償を求める運動を起こしたとのこと。
2月20日には、東京電力本店に出向き、福島原子力補償相談室と交渉したが、計画停電については約款に記述があり責任は無いとの態度に終始、政府が収束宣言をしたことに合わせるように早期に幕引きをしようとしている。東電は全く無責任な態度だった、だから、県の協力が必要です、との訴えでした。

松岡部長からは、皆さんの状況はよく承知しているつもりです。県としても知事を先頭に、政府・東電に対して強く申入れを行ってきていること、今後も繰返し何度も損害賠償を求めていくことが大事との回答でした。県議団の柳下団長は、東電が加害者であることは明白、知事もこの件では断固とした態度を表明している。一緒に力を合せていきましょう。と激励しました。

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建築家アルヴァル・アールトの世界

2012.02.26 21:03:46

今日も新春のつどいや議会報告会が各地で開催されました。各会場を時間の関係で駆け足で巡るので、文化行事の落語や歌など楽しいことには参加できないのが残念です。そんな中で、夕方、川口駅前のキュポラのメディアセブンにおいて、「アルヴァル・アールトの魅力」~戦後のフィンランド建築~と題するセミナーがあり参加することができました。

主催はNPO法人川口フィンランド協会で、川口市と埼玉建築士会川口支部さらにフィンランドセンターの後援です。アルヴァル・アールトは建築を学んだ人なら知らない人はいないと言うくらい有名な建築家で、私も、ル・コルビジェ同様に好きな建築家の一人です。アールトはフィンランドが生んだ20世紀を代表する世界的な建築家で、都市計画家、デザイナーであり、建築、家具、ガラス食器などのデザイン、絵画までその活動は多岐に渡ります。

今日、アールトを語ってくれたのは、
ウッラ・キンネン女史でした。女史はアルヴァル・アールト財団に11年勤務後、2011年に東京のフィンランドセンターの文化・コミュニケーションマネージャーとして着任された方です。フィンランドの戦後から現代に至る建築の発展や傾向について豊富なスライドを使ってお話しされました。建築行政の在り方を深く考えさせられるセミナーでした。
会場は満席で特に若い方(男も女も)の参加が多く、アールトへの関心がこれほどあったのか?と、妙に感心してしまいました。

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自己肯定感を持たされない社会、と語る雨宮処凛さん

2012.02.25 20:39:05


3・11まで無感心だった著者がイチから学んだ原発問題

午後、雨はあがったものの底冷えのする青木会館ホールで行われた川口革新懇フォーラムは、雨宮処凛さんのお話しで大いに盛り上がりました。フォーラムのテーマは「生きづらさ、貧困、そして連帯」です。

自己紹介から始めた雨宮さん、2006年イタリアでのメーデー、そこでプレカリアートを知ることとなったそうです。
プレカリアートとは生活も職も心も不安定に晒される人々(不安定労働者)の呼称です。貧困というと若者と連想しがちですが、高齢者や働く女性の貧困も深刻との指摘でした。シングルマザーの貧困率は50%以上です。

家電量販店で働く若者が、売上の目標達成ができてないと上司から靴で踏みつけられても、こんな自分を採用してくれた会社に感謝していますと言う。50社~100社もの会社に落とされれば、ひどい会社でも救われたと思ってしまう。最低限の自己肯定感をもたないと人は怒れない。そこすら持たされない・・・一番の生きづらさ、だと雨宮さんは指摘します。

3・11以降、被災地にも何度も足を運んでいるそうですが、今、被災者へのバッシングが始まっている。その背景にあるものを見ていくことが大事です。の指摘に、先日訪問した双葉町の井戸川町長のお話しと重なって聞きました。

会場からの質問にも答え、「明るい話しはありませんか?」の問いに、政治への関心が薄いと言われる若者が、原発反対デモに今や1万人も集まること。フェイスブックやツイッターで世界と瞬時に連帯できることなど、変化の起きていることが紹介されました。
雨宮さんは現場に直結して活動されています。お話しの力強さと洞察力に学ぶことの多いフォーラムでした。私も川口革新懇の代表世話人ですが、議会開会中で何もお手伝いできませんでした。役員のみなさん有難うございました。

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25日、雨宮処凛さんが川口へ来ます

2012.02.24 22:37:17


赤旗のインタビューに応える雨宮かりんさん

雨宮処凛(あまみやかりん)さんが、明日25日(土)、川口市の青木会館にきます。川口革新懇が招いたものです。

雨宮さんは作家・活動家として超多忙な方です。「ドキュメント雨宮☆革命」創出版、「小心者的幸福論」ポプラ社、「生きのびろ!生きづらい世界を変える8人のやり方」太田出版、「反撃カルチャー プレカリートの豊かな世界」角川学芸出版など、著書多数です。

イラクや北朝鮮への渡航を重ね、現在は新自由主義のもと、不安定さを強いられる人々「プレカリアート」問題に取組んでいます。09年より、厚生労働省ナショナルミニマム研究会委員も務めています。

今回は、
川口革新懇フォーラムに「生きづらさ、貧困、そして連帯」をテーマにお話しされます。大変楽しみです。誰でも自由に参加できますので是非おでかけください。

  日時 2月25日(土) 午後2時~3時30分
  会場 川口市青木会館 大ホール
      入場無料

   主催・連絡先 川口革新懇 048-268-2009(新婦人川口支部内)

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