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雇用、営業、くらし守る政治へ…マサツグの奔走記

福島原発事故の収束を、脱原発へ、被災地復興は住民主体で、構造改革の押付けは許されない。政治のベクトルは常に「人間を幸福にする」ために…その想いで見て聞いて語っての走り書き

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消費税増税はやめて欲しい!市民団体が要請に見えました。

2014.02.14 17:16:51


会のみなさんと懇談する県議団

20日、消費税をなくす埼玉の会のみなさんが来庁され懇談がありました。4月から予定されている消費税8%への増税をやめるよう、国へ議会として意見書をあげていただきたい、との要請です。みなさんからは、この間、様々な団体を訪問する中で、どこでも消費税増税は「死活問題」「廃業が続出だ」など深刻な声だったことが語られました。県議団としても重大問題と受け止めています。

 


●史上空前の大増税で国民負担8兆円、大企業には減税、社会保障充実はウソ
安倍首相は「消費税はすべて社会保障に使います」と発言していますが、消費税引き上げに伴う経済対策パッケージとして新たに5兆円規模で反動対策を行うとしています。「企業の投資加速化」や「大型公共事業」といった大企業を優遇した内容で、逆に、「社会保障プログラム法」といった70歳~74歳の患者負担や介護保険利用者負担の引き上げなど3兆円を超える負担を国民に押し付け、さらに切り崩そうとしています。

 


●耐え難い国民負担
みずほ総合研究所の調査では、8%増税の家計への影響は、年収300~400万円世帯で平均70,888円の負担増の見込みです。

 


●輸出大企業には還付税が逆に支払われる 
輸出大企業は自らは消費税を払わないにも関わらず、払ったものとみなされて、国から逆に消費税相当分(輸出戻し税)が支払われています。税率が上がれば上がるほど国から支払われる額も増えるという仕組みで、国民には知られていません。

年間還付税額の上位10社は、
トヨタ自動車1695億円、日産自動車977億円、豊田通商910億円、三井物産867億円、丸紅843億円、住友商事737億円、三菱商事674億円、ソニー642億円、パナソニック605億円、東芝566億円となっています。

 

中小企業は、銀行から借金までし身銭を切って消費税を払っています。こんな理不尽な増税はやめさせるしかありません。

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TPPシンポが開催。「すべてはアメリカの利益のため」…TPPの本質が明らかに。

2013.11.28 15:26:39


各界から幅広い代表がパネリストとして参加(26日、さいたま共済会館)

TPP交渉が山場を迎える情勢の中、さいたま共済会館を会場に「TPP交渉 このまま進めて大丈夫?」をテーマにシンポジウムが開催されました。主催は、農林業・食糧・健康を守る埼玉連絡会(埼玉食健連)です。基調報告は、全国食健連事務局長の坂口正明さん、パネリストは、済生会栗橋病院の本田宏院長補佐、埼玉県生活協同組合連合会会長理事の岩岡宏保さん、jA埼玉県中央会地域振興部長の小池和明さん、司会は、弁護士の柳重雄さんです。

 

坂口さんからは、TPP交渉の現段階の特長について、特に、安倍首相の暴走ぶりについて、本田先生からはTPPの本質がアメリカの利益のため、今、日本に乗り込めば儲けられる・・それがねらい。ときっぱり。岩岡さんは、最初に生協連の態度の経緯について説明、今ではTPPはさらに対米従属を加速させるものとして反対の立場に立ったとのこと。小池さんは、TPP問題は農業問題だけではないとして、様々な角度から詳細に論じられ、特に米韓FTAで韓国で起こったこと。さらにISD条項の危険性が語られました。

 

まとめの発言では坂井さんから、日本の法律がTPPに合わせるようにアメリカによって変えさせられること。アメリカ自体は国内的には矛盾しないなど、驚くべきTPPの本質が明らかにされました。そして、誰一人として無関係の人はいないのがTPPと言いきりました。

 

最後に今後について、皆さんが共通して、TPP反対の運動はかつてない広がりを見せていること。一致点での共闘をさらに広げることが大事と強調されると、会場を埋めた200人から「その通り」の大きな共感の拍手が沸き起こりました。政治を動かすのはどんな時でも国民世論です。

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TPP参加に反対し、食とくらしを守る5.17埼玉県民集会(浦和コミセン)

2013.05.17 17:23:05


講師は行友 弥 氏 

「TPP参加に反対し、食とくらしを守る5.17埼玉県民集会」が、さいたま市の浦和コミセンで開かれ柳下団長と参加しました。県消費者団体連絡会、JA埼玉中央会、県生活協同組合連合会の3団体の主催で行われた点は意義深いものがあります。電車の事故があり参加が危ぶまれましたが、開会と同時に続々席が埋まっていき関心の高さがうかがえました。

集会の中心は学習で、演題「TPPとわたしたちのくらし」と題して、
行友 弥 氏(農林中金総合研究所顧問・特任研究員・元毎日新聞社経済部編集委員)の講演がありました。質疑では、TPP推進者の考えるメリットとは、今後の見通しは・・・など、TPPは第3の壊国だ・・の意見なども出されました。

行友氏からは、「アメリカの立場を強めるため日本を取り入れようとしている」「安さの陰に何があるのか」などと応答がありました。

その後、参加5団体から意見表明が行われ、
JA埼玉中央会の大塚 宏 専務理事からは、「県試算の農業影響額433億円には野菜は入っていない、北海道・東北地方がTPP参加で米から野菜へと転換すれば埼玉の野菜は大きな影響を受ける」また、「埼玉の米も頑張っているが新潟産にはかななわい、TPPで輸入米とバッティングするのは埼玉米だ」の訴えにはハッとさせられました。

大塚専務のお話しを聞いてTPP参加の被害は全国一律でなく、埼玉県での特長的被害も考えなくてはならない、と思ったものです。今後、他県の作付け転換による埼玉への影響も検証する必要がありそうです。

講師の行友先生から、「生産者と直接結び付くことが大事だ」のお話しがありました。大変示唆に富む指摘です。今日の集会は「TPP反対」とはっきりと反対を打ち出したもので、大変勇気をもらうことができました。関係者のみなさんありがとうございました。

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しょう子ちゃんとひ恵ちゃん、ぜい兄ちゃんの「消費税のお話し」

2013.04.29 21:00:58

                                 消費税のおはなし
                                                 作:むらおかまさつぐ
登場する人                          


しょう子ちゃん(小学生)   ひ恵ちゃん(中学生) ぜい兄ちゃん(社会人1年生)
 
 
●そもそも税金とは何でしょう
しょう子:「税金が高すぎるって、お母さんいつも怒っているわ。どうしてかな、ぜい兄ちゃん、その訳わかる? 教えてよ…」
ぜい兄:「うーん、僕も同じだよ、給料は安いし、生活はいつもカツカツだよ。しょう子ちゃんのお母さんの気持ち、僕もよ~く分かるよ、その通りだ…」
ひ恵:「ぜい兄ちゃん、感心している場合じゃないでしょう。そもそも税金ってどうしてあるの、そこから教えてほしいなあ、ねえ、しょう子ちゃんもそう思うでしょう…」
ぜい兄:「ごめん、ごめん… 税金とはだね。えっと、二人とも学校へいっているよね。その学校を建てて先生にきてもらって、夏には教室にエアコンもつけて…いや、うっかりした。川口の学校にはまだエアコンがなかったね。今の市長さんはお金がないから付けないって言っているそうだね。ひどい市長だ。そうそう5月に市長選挙があるよね。候補者の峯りみこさんはエアコンを付けるって約束しているそうだね。是非、市長になってほしいね。…」
しょう子:「私もエアコンは絶対、絶対、絶対に付けてほしい。夏は暑くて死にそうよ。
でも、ぜい兄ちゃん、今は税金のお話でしょう?」
ぜい兄:「おっと、つい市長選挙となると力が入っちゃうよ、ごめん。つまり、みんなが学校へ行って勉強をするには、たくさんのお金がいるってことだよ。お父さん、お母さんが学校を建てることはできないだろう…。だから、みんなでお金を出し合って学校をつくって先生に来てもらっているんだよ。市役所や県庁なんかも同じだね。道路をつくったり、川をなおしたり、そういうためにお金がいるだろう。それが税金だよ。たとえの話だけどね」
しょう子:「でも、となりのお家の子はまだ赤ちゃんだよ、それでも税金なの?」
 
ひ恵:「その子もそのうち学校へ行くわよね。要するに、ぜい兄ちゃんの言いたいことは、一人ではできないこと。みんなにとって必要なことにお金を出し合うってことね」
しょう子:「少し分かったわ。でも、お母さんはお金持ちからとれって言っているのよ…」
ぜい兄:「世の中には、株の取ひきで大もうけしたお金持ちや、カラダが不自由で働けない人、お年よりで年金で暮らしている人、失業してお金のない人など、いろいろな人がいるよね。その人たちが同じ税金を払うというのはどう思う?」
しょう子:「う~ん、私、おこずかい少ないから税金なんて払えないなあ~」
ぜい兄:「そうだね、だから税金は、その人のお金を出せる力にあわせて多い少ないを決めるべきだよね。ちょっと難しいことばだけど、これを“税の応能負担”と言うんだよ」
ひ恵:「分かったわ、しょう子ちゃんのお母さんは、お金を出せる力に比べて多く税金を払えって言われたので怒っているのよ、でも、お金持ちの人はたくさん税金を払っているのよね。しょう子ちゃんのお母さん、なぜ、そう言うのかな」
ぜい兄:「お金もちの人が税金をたくさん払っているのかどうか、税の応能負担についても、
こういう時は、何でも知っている金子市会議員さんがいるので聞いてみようよ。」
しょう子・ひ恵:「そうだ、そうだ、金子議員さん、教えてくださ~い」
     金子市議登場 お話する********************
 
●消費税とは?
ぜい兄:「ところで二人とも、消費税って知っているかい」
しょう子:「知っているよ、どんな物でも買い物するとかかるって、お母さん、言ってたよ。そうそうどんな物でも5%なんだって、ぜい兄ちゃん、5%ってどういうこと」
ひ恵:「どんな物でも5%だから、公平なのよね。さっきのお話しを聞いたらちょっと違うかなって気がしてきたけど」
ぜい兄:「二人とも、とってもいいところに気がついたね。でも、その話しの前に、消費税ってどんな税金なのか、考えてみようよ」
ひ恵:「だから、5%で、どんな買い物にもかかる税金でしょう、それと今度10%にあがるってテレビで言っていたよ。ふくしを良くするための税金なんだって」
しょう子:「いつもやさしい豊原おばちゃんね、いつもふくし、ふくしって言っているよ、だったら、消費税10%っていいことなのかな~。豊原おばちゃん、そうですか?」
     豊原さん登場 お話しする*********************
 
●消費税は誰が払うのでしょうか
ぜい兄:「消費税は誰が払っているのだろうね…どう思う」
しょう子:「さっき言ったでしょう、買い物するときだって、だからお母さんだよ」
ひ恵:「私、自信はないけど、よく消費税込みの値段ってきくから、買い物の中に含まれているんじゃないかな、やっぱり買い物をする人じゃないのかな」
ぜい兄:「そうだね、二人とも正しいと思うよ。ただもう少し説明しようか。みんなも買い物するよね、そのときに消費税も払ったことになるよね。たとえば、消費税込みで105円のお菓子を買ったとしよう。100円が原価で5円が消費税分だね。この5円の消費税をみんなは税務署っていう所に払っているのかな」
ひ恵:「値段の中に含まれているのよ。でも、近所のお肉屋さんは、お客さんから消費税はもらえないって言っているのを聞いたことあるわ、どういうことかしら」
しょう子:「お酒屋の太郎くんちね、消費税があがったらお父さんお店をやめるんだって、太郎くん言っていたよ。学校も転向するかも知れないって、どうしてかな」
ぜい兄:「買い物した人からあずかった、と言うのはちょっと正しくないかもしれないけど、その消費税分を実際に税務署に納めているのはお店だよ。お店のことを事業者と言うけれど。
しょう子:「じゃあ太郎くんのお父さんも毎日、その税務署って言うところへ消費税をもっていっているんだね」
ぜい兄:「そうじゃないんだよ。消費税は、事業者が1年間の売上げの5%から、仕入れの5%を引いた差額を税務署に納める税金なんだよ。ここはちょっと難しかったね。例え話しにしようか。二人ともスパゲッティは好きかい。あれは小麦粉でできているんだよ」
しょう子・ひ恵:「スパゲッティ大好き、でも、消費税とどう関係するの」
ぜい兄:「消費税が5%としてお話するけど、がまんして聞いてね。農家がつくった小麦粉をせいめん業者と言う人が買いました。一人前分を100円で買ったとします。せいめん業者は工場で小麦粉をめんにして、その値段を300円に決めました。そこに消費税15円を加えて計315円で売り出します。そのめんを買ったスパゲッティ屋さんはこの時、15円の消費税をせいめん業者に払ったことになります。これが仕入れにかかった消費税です。
スパゲッティ屋さんはこのめんを使っておいしいスパゲッティをつくりました。
手間も人件費もかかったので、結局、これを500円で売らないと元がとれません。消費税分25円を加えて525円としました。この25円が売上げにかかる消費税です。幸い、525円で食べてくれるお客さんがいました。さて、次は算数だよ。スパゲッティ屋さんは、売上げの消費税25円から仕入れにかかった消費税15円を差し引いた10円を税務署へ払うことになります。こういう考えで仕入れと売上げの差額を計算して1年分をまとめて税務署へ払います。ここまで分かったかな。ちょっと難しかったかな」
ひ恵:「でも、結局は私たちが払っているお金でしょう。お店の人は預かった消費税を私たちにかわって納めているのだから、消費税が何%でも店には関係ないんじゃないの」
ぜい兄:「う~ん、そう単純ではないんだよね。確かに、消費税が10%になれば私たちの負担は間違いなく増えるね。国民全体の負担は13兆5千億円も増えるそうだよ。今でさえくらしが大変なときにとんでもないことだね。だから増税は絶対やめさせなくちゃ。でもね、事業者もたいへんなことになるんだよ。しょう子ちゃんにはちょっと難しいけど、ひ恵ちゃん、町の商店の人は身銭をきって払っている、こんな話し、聞いたことはないかな」
ひ恵:「太郎くんちのお父さんね、値上げはできないって言ってたよ。スーパーのお酒の方が安いのでお客さんがみんなそっちへ行っちゃうって、確か、お店の仕入れ値段よりスーパーで売っている値段の方が安いから、小さい店はもうやっていけないって」
ぜい兄:「商品の値段はお店が決めるのだけれど、お店の資本や規模などで変わるんだよ。同じ液晶のテレビでも、近所の電気屋さんよりヤマダ電気やケーズ電気の方が安いだろう。
大きい会社は仕入れのときに、消費税分を下請けの会社に押し付けるんだよ。下請けは立場が弱いからいやだと言えないんだ。大手は商品の値段に消費税分をのせることができるから、消費税がいくら増税しても痛くもかゆくもないんだよ。だからと言って近所のお店から買ってあげようと思っても、みんなのお家もお金が厳しいから考えちゃうよね。このことはとても大切なことだから、会場のみなさんで一緒に考えてみようか」
   会場のみなさん登場 話あう*******************
 
●消費税を払わないのに消費税をもらえる不思議、というより、頭にくる話
ぜい兄:「しょう子ちゃんには話が難しくなっちゃってごめんね。もう少しがまんしてね。さっき消費税は売上げから仕入れを差し引いたものと言ったよね。ここで、ひ恵ちゃんに質問だけど、商品を売ったのに消費税をもらえない場合、税務署に消費税は払わなくていいのか、それでも払わなければならないのか、どう思う」
ひ恵:「え~、??? 分かんない~。ぜい兄ちゃん、どうなるの」
ぜい兄:「消費税を納めなければならない事業者は、年間の売上げが1000万円以上の事業者と決められていてね、納税義務者というんだよ、1000万円は課税免税点と言うんだよ。以前は3000万円以上だったけど、引き下げられてしまったんだ。売上げが1000万円以下では材料費など経費を引いた残りで暮らすのはとても大変だよ。1000万を超えたって生活は大変だ。しかも納税義務者とされるから消費税は納めなくてはならないんだよ。
そのお店が商品に消費税を乗せようが乗せまいが、税務署は関係なく売上げに対して課税してくるんだ。しかも滞納には厳しいんだよ。すぐに差押えをかけてくるんだ。」
ひ恵:「ぜい兄ちゃん、話しの中で、どんな買い物にも5%、増税なら10%だけど、最初、私、それって公平だと思ったけど、やっぱりおかしいね。とういうより消費税って、とてもむごい税金だと思うわ」
ぜい兄:「本当にそうだね。私たち国民と日本の経済を支えている90%以上を占める中小業者からは、絞りに絞りとって廃業になっても知らん顔、過こくな税と言えるね」
ひ恵:「ところで消費税の不思議って、頭にきちゃうくらいって、それを早く教えて」
ぜい兄:「輸出大企業って聞いたことあるかな。自動車やテレビなどを海外へ売っている大きな会社だよ。トヨタや日産、ソニーや東芝など、聞いたことあるよね。実は消費税には輸出戻し税というのがあるんだけど、これが輸出大企業にばく大な利益をもたらしているんだよ。さっきも言ったけど、消費税は売上げの5%から仕入れの5%の差額を税務署に納める訳だけれど、海外に輸出した場合は売上げの消費税はもらえないね。日本の消費税だから日本だけでしか通用しないんだ。例えば自動車だけど、メーカーが自動車の完成品とするために仕入れとして300万円かかったとするね、仕入れ先の下請けには消費税分15万円を含む315万円を払います。しかし15万円分は原価を値引きさせて押し付け、実際は払わないんだよ。その自動車をアメリカに400万円で輸出して売り上げても消費税はもらえないよね。そこで仕入れで払ったとする15万円の消費税が税務署から返してもらえるんだよ」
ひ恵:「難しくてよく分からないわ、お金のマジックみたいに聞こえたけど」
ぜい兄:「売上げの消費税はもらえない、だけど、仕入れには消費税を払っている、それはおかしいから払った分だけ返してもらえるという制度なんだ」
ひ恵:「でも、払った分だけが返ってくるのであれば、差し引きでゼロとなるじゃないの」
ぜい兄:「そこなんだよ、理屈はそうだけど、何度もいうけど大手メーカーは仕入れのときに、消費税分を下請けに肩代わりさせてしまうんだよ。形の上では払っていることにしているけれど、その分以上に下請けに値引きをさせているから、税務署から戻ってくるお金は丸ごと全部、輸出大企業のもうけになってしまうんだ」
ひ恵:「もうけって一体どのくらいなの」
ぜい兄:「驚かないでよ、輸出戻し税は消費税還付金の一つだけど、還付金総額は3兆円になるんだよ。国全体での消費税納税額が13兆円だから、その4分の1が還付されているんだよ。しかもそのうち、トヨタなど輸出大企業の上位10社だけで1兆円の還付金が払われているんだ。だからね、消費税が10%になれば、何もしないでも輸出大企業には国から今の2倍の還付金が転がり込む計算だよ。それも国民の納めた税金からだよ。中小企業の人たちが血のにじむような苦労をして頑張ってきても、消費増税で廃業に追いこまれるかも知れない。でも、大企業は濡れ手にあわの大もうけ。話しているだけで怒り心頭になるよ」
しょう子:「よく分かんないけど、消費税をあげるのはダメというのは分かったわ」
 
●おわりに
ぜい兄:「二人ともよく話しを聞いてくれたね。消費税については、もっともっと聞いてほしいことがあるんだ。例えば、外国と比べて日本の消費税は低いのだからあげてもいい、と言う意見、国の財政がピンチなら増税は仕方がない、と言う意見。それから、高齢化がどんどん進むのだから、社会保障に限っての増税ならいいと言う意見。増税には反対だけど国会で決まってしまった。もう止められない、と言う意見など、たくさんあるんだよ。だから、また今度、一緒に勉強しようね…」
しょう子・ひ恵:「ぜい兄ちゃん、今日はありがとう。でも、一番だいじなお話しをまだしてないんじゃないの…」
ぜい兄:「そうだった、みなさん、消費税増税をストップさせる一番の力は、7月の参議院選挙で日本共産党を大きくしてもらうことなんです。埼玉選挙区から伊藤岳候補を国会へ送ってください。どうぞよろしくお願いします。」

  (4月27日の金子幸弘市議の議会報告会での学習会において発表したものです)

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消費税大増税ストップ4・12国民大集会

2012.04.12 21:46:00




日比谷野音からデモへ 埼玉の先頭に立つ村岡

初夏の陽気となった今日、消費税大増税ストップ4・12国民大集会が東京日比谷野外音楽堂で開かれ、参加者は全国から5000名を超え会場に入りきれないほどでした。私は地域の皆さんとともに川口を10時にでて座ることができました。

今日の集会の呼びかけ人は、ジャーナリストの齊藤貴男氏、主婦連合会会長の山根香織氏、伊藤塾塾長の伊藤真氏、音楽家の池辺晋一郎氏、作家の室井佑月氏、映画監督の神山征二郎氏、弁護士の宇都宮健児氏など多彩な顔ぶれです。来賓に政党からは日本共産党の志位委員長や穀田国会対策委員長、塩川鉄也衆議員らが参加、民主党からも一人国会議員が参加、民主党の中にも消費税増税反対の議員がいます、と訴えていました。

国民大集会とあるように全国から様々な方々団体が参加し、主婦、医者、公務員、農民、業者らが次々と壇上から訴えました。福島から来られた農家の方の訴えもありました。訴えに共通したことは、今でさえ苦しいこの時に消費税の大増税はくらしと営業を破壊すること。税そのものが不公平であること。福祉のためと言うがそれはウソであること。財源は富裕層や大企業から応分の負担をさせることでつくれること。国民の所得を増やすことで税収もあげられること。これらの指摘に参加者から、「その通り」の声援が飛び、「値上げ法案は廃案にしよう」の呼びかけに会場は一つになりました。

集会はアピールを採択し、その後、国会へ向けてデモ行進を行いました。とにかく大勢なので、私たち埼玉は最後列の東京の前で、デモ出発まで1時間以上も待たされましたが元気いっぱい行進をしてきました。皆さんお疲れ様でした。明日からまた頑張りましょう!


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庶民増税によらない社会保障充実と震災復興への道

2012.03.24 21:13:35


講師:富山泰一氏 於:リリア

23日夜、党川口市議団主催による学習会に参加してきました。もう騙されない講座---税について と題した勉強会で、当日のテーマは「庶民増税によらない 社会保障充実と震災復興への道」です。講師は、富山泰一先生(不公平税制をただす会事務局長、財源試算研究会主査・税理士)です。

税の話しというと難解の感がありますが、先生のお話しは、一つ一つに数字の裏付けをもった確信に満ちたもので、聞いている側に元気が沸いてくるものでした。冒頭から「私は消費税そのものに反対です」と明快です。消費税は税の仕組みとしておかしい、との主張です。特に財源試算と税の不公平についての話しは非常に興味深いものがありました。

財源試算研究所によるデータでは、不公平税制を是正するだけで、消費税導入前に戻すことですぐにでも28兆円の増収となるとの説明は驚きでした。2011年度を例とすれば、国税で16兆7千億円、地方税で11兆3千億円、合計28兆円の税収が生まれるそうです。不公平の点では、課税所得5000万円超の高額所得者の減税額は、消費税導入前との比較で、2009年分確定申告から、対象の高額所得者40,795人、減税額は1兆2千億円に及びます。

ニューヨークで始まった1%が99%を支配する・・・これと似た話しですが、わずか0.27%の大企業が総蓄積の60%を独占しているとの指摘もありました。内部留保を消費税が導入された1989年度と2010年度とで比較した資料があります。全産業で266兆円に達していますが、そのうち、資本金10億円以上の企業は160兆円を占め、全産業の蓄積の60%を占めています。

富山先生は、今の日本はこの部分からお金をもらえていない、言いかえれば不当に貯めた金であって、みんなに金を分配すべきと語ります。
あっと言う間の1時間の講義でしたが、私には
、「この国には金はいくらでもあるのです。要はとり方の問題なのです」の先生の話しが胸に強く残りました。


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消費税増税反対でまちかど演説

2012.02.18 20:01:25




17日野田内閣は、社会保障と税の一体改革の大綱を閣議決定しました。その柱は消費税の増税です。2014年までに8%、2015年までに10%の税率引き上げをするものです。

1997年に5%に増税した時、9兆円の国民負担となり回復しつつあった景気は悪化、個人消費は冷え込み、税率を上げたのに税収は減りました。しかも、4年間で200兆円もの債務をつくり出したのです。約束したはずの社会保障は何一つ良くならず後退の連続でした。
今度は5%を2倍にしようとするのですから無茶苦茶です。しかし政府は閣議決定を受け、この3月末にも今国会へ増税法案を提出するつもりです。

日本共産党は、大規模開発、大企業優遇、軍事費、政党助成金、等々、タブーをつくらずムダを無くせば社会保障の財源はつくれる。さらに国民所得を増加させる中で、納税での応能負担の徹底で税収を増やせば財源をつくれること。単に「消費税増税反対」だけでなく、財源を提案し社会保障の拡充への道筋と、日本経済の健全成長を提案しています。

今日は
「消費税増税反対」を訴え、川口市議団と党支部・後援会のみなさんとともに市内各地でまちかど演説を行いました。身の凍るほどの寒さでしたが、どこでも支持者の方々が待っていて下さり、こころは温かく元気をもらった1日でした。

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TPPバス ぼったくり号が大好評

2011.11.27 19:22:39



tpp紙芝居が大好評です。TPPバスの名前は、「かん太平洋なかまバス ぼったくり号」です。

このバスに乗ると、身ぐるみ剥がされます。運営会社は日米財界、運転は正がオバマ、副がノダ、運賃はアメリカ料金、バスの行き先は「亡国駅」・・・こんなぼったくりバスに乗るわけにはいきません。

学習が力に、そのためにも分かり易い話としなければ・・・工夫が必要ですね。

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