雇用、営業、くらし守る政治へ…マサツグの奔走記

福島原発事故の収束を、脱原発へ、被災地復興は住民主体で、構造改革の押付けは許されない。政治のベクトルは常に「人間を幸福にする」ために…その想いで見て聞いて語っての走り書き

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しょう子ちゃんとひ恵ちゃん、ぜい兄ちゃんの「消費税のお話し」

2013.04.29 21:00:58

                                 消費税のおはなし
                                                 作:むらおかまさつぐ
登場する人                          


しょう子ちゃん(小学生)   ひ恵ちゃん(中学生) ぜい兄ちゃん(社会人1年生)
 
 
●そもそも税金とは何でしょう
しょう子:「税金が高すぎるって、お母さんいつも怒っているわ。どうしてかな、ぜい兄ちゃん、その訳わかる? 教えてよ…」
ぜい兄:「うーん、僕も同じだよ、給料は安いし、生活はいつもカツカツだよ。しょう子ちゃんのお母さんの気持ち、僕もよ~く分かるよ、その通りだ…」
ひ恵:「ぜい兄ちゃん、感心している場合じゃないでしょう。そもそも税金ってどうしてあるの、そこから教えてほしいなあ、ねえ、しょう子ちゃんもそう思うでしょう…」
ぜい兄:「ごめん、ごめん… 税金とはだね。えっと、二人とも学校へいっているよね。その学校を建てて先生にきてもらって、夏には教室にエアコンもつけて…いや、うっかりした。川口の学校にはまだエアコンがなかったね。今の市長さんはお金がないから付けないって言っているそうだね。ひどい市長だ。そうそう5月に市長選挙があるよね。候補者の峯りみこさんはエアコンを付けるって約束しているそうだね。是非、市長になってほしいね。…」
しょう子:「私もエアコンは絶対、絶対、絶対に付けてほしい。夏は暑くて死にそうよ。
でも、ぜい兄ちゃん、今は税金のお話でしょう?」
ぜい兄:「おっと、つい市長選挙となると力が入っちゃうよ、ごめん。つまり、みんなが学校へ行って勉強をするには、たくさんのお金がいるってことだよ。お父さん、お母さんが学校を建てることはできないだろう…。だから、みんなでお金を出し合って学校をつくって先生に来てもらっているんだよ。市役所や県庁なんかも同じだね。道路をつくったり、川をなおしたり、そういうためにお金がいるだろう。それが税金だよ。たとえの話だけどね」
しょう子:「でも、となりのお家の子はまだ赤ちゃんだよ、それでも税金なの?」
 
ひ恵:「その子もそのうち学校へ行くわよね。要するに、ぜい兄ちゃんの言いたいことは、一人ではできないこと。みんなにとって必要なことにお金を出し合うってことね」
しょう子:「少し分かったわ。でも、お母さんはお金持ちからとれって言っているのよ…」
ぜい兄:「世の中には、株の取ひきで大もうけしたお金持ちや、カラダが不自由で働けない人、お年よりで年金で暮らしている人、失業してお金のない人など、いろいろな人がいるよね。その人たちが同じ税金を払うというのはどう思う?」
しょう子:「う~ん、私、おこずかい少ないから税金なんて払えないなあ~」
ぜい兄:「そうだね、だから税金は、その人のお金を出せる力にあわせて多い少ないを決めるべきだよね。ちょっと難しいことばだけど、これを“税の応能負担”と言うんだよ」
ひ恵:「分かったわ、しょう子ちゃんのお母さんは、お金を出せる力に比べて多く税金を払えって言われたので怒っているのよ、でも、お金持ちの人はたくさん税金を払っているのよね。しょう子ちゃんのお母さん、なぜ、そう言うのかな」
ぜい兄:「お金もちの人が税金をたくさん払っているのかどうか、税の応能負担についても、
こういう時は、何でも知っている金子市会議員さんがいるので聞いてみようよ。」
しょう子・ひ恵:「そうだ、そうだ、金子議員さん、教えてくださ~い」
     金子市議登場 お話する********************
 
●消費税とは?
ぜい兄:「ところで二人とも、消費税って知っているかい」
しょう子:「知っているよ、どんな物でも買い物するとかかるって、お母さん、言ってたよ。そうそうどんな物でも5%なんだって、ぜい兄ちゃん、5%ってどういうこと」
ひ恵:「どんな物でも5%だから、公平なのよね。さっきのお話しを聞いたらちょっと違うかなって気がしてきたけど」
ぜい兄:「二人とも、とってもいいところに気がついたね。でも、その話しの前に、消費税ってどんな税金なのか、考えてみようよ」
ひ恵:「だから、5%で、どんな買い物にもかかる税金でしょう、それと今度10%にあがるってテレビで言っていたよ。ふくしを良くするための税金なんだって」
しょう子:「いつもやさしい豊原おばちゃんね、いつもふくし、ふくしって言っているよ、だったら、消費税10%っていいことなのかな~。豊原おばちゃん、そうですか?」
     豊原さん登場 お話しする*********************
 
●消費税は誰が払うのでしょうか
ぜい兄:「消費税は誰が払っているのだろうね…どう思う」
しょう子:「さっき言ったでしょう、買い物するときだって、だからお母さんだよ」
ひ恵:「私、自信はないけど、よく消費税込みの値段ってきくから、買い物の中に含まれているんじゃないかな、やっぱり買い物をする人じゃないのかな」
ぜい兄:「そうだね、二人とも正しいと思うよ。ただもう少し説明しようか。みんなも買い物するよね、そのときに消費税も払ったことになるよね。たとえば、消費税込みで105円のお菓子を買ったとしよう。100円が原価で5円が消費税分だね。この5円の消費税をみんなは税務署っていう所に払っているのかな」
ひ恵:「値段の中に含まれているのよ。でも、近所のお肉屋さんは、お客さんから消費税はもらえないって言っているのを聞いたことあるわ、どういうことかしら」
しょう子:「お酒屋の太郎くんちね、消費税があがったらお父さんお店をやめるんだって、太郎くん言っていたよ。学校も転向するかも知れないって、どうしてかな」
ぜい兄:「買い物した人からあずかった、と言うのはちょっと正しくないかもしれないけど、その消費税分を実際に税務署に納めているのはお店だよ。お店のことを事業者と言うけれど。
しょう子:「じゃあ太郎くんのお父さんも毎日、その税務署って言うところへ消費税をもっていっているんだね」
ぜい兄:「そうじゃないんだよ。消費税は、事業者が1年間の売上げの5%から、仕入れの5%を引いた差額を税務署に納める税金なんだよ。ここはちょっと難しかったね。例え話しにしようか。二人ともスパゲッティは好きかい。あれは小麦粉でできているんだよ」
しょう子・ひ恵:「スパゲッティ大好き、でも、消費税とどう関係するの」
ぜい兄:「消費税が5%としてお話するけど、がまんして聞いてね。農家がつくった小麦粉をせいめん業者と言う人が買いました。一人前分を100円で買ったとします。せいめん業者は工場で小麦粉をめんにして、その値段を300円に決めました。そこに消費税15円を加えて計315円で売り出します。そのめんを買ったスパゲッティ屋さんはこの時、15円の消費税をせいめん業者に払ったことになります。これが仕入れにかかった消費税です。
スパゲッティ屋さんはこのめんを使っておいしいスパゲッティをつくりました。
手間も人件費もかかったので、結局、これを500円で売らないと元がとれません。消費税分25円を加えて525円としました。この25円が売上げにかかる消費税です。幸い、525円で食べてくれるお客さんがいました。さて、次は算数だよ。スパゲッティ屋さんは、売上げの消費税25円から仕入れにかかった消費税15円を差し引いた10円を税務署へ払うことになります。こういう考えで仕入れと売上げの差額を計算して1年分をまとめて税務署へ払います。ここまで分かったかな。ちょっと難しかったかな」
ひ恵:「でも、結局は私たちが払っているお金でしょう。お店の人は預かった消費税を私たちにかわって納めているのだから、消費税が何%でも店には関係ないんじゃないの」
ぜい兄:「う~ん、そう単純ではないんだよね。確かに、消費税が10%になれば私たちの負担は間違いなく増えるね。国民全体の負担は13兆5千億円も増えるそうだよ。今でさえくらしが大変なときにとんでもないことだね。だから増税は絶対やめさせなくちゃ。でもね、事業者もたいへんなことになるんだよ。しょう子ちゃんにはちょっと難しいけど、ひ恵ちゃん、町の商店の人は身銭をきって払っている、こんな話し、聞いたことはないかな」
ひ恵:「太郎くんちのお父さんね、値上げはできないって言ってたよ。スーパーのお酒の方が安いのでお客さんがみんなそっちへ行っちゃうって、確か、お店の仕入れ値段よりスーパーで売っている値段の方が安いから、小さい店はもうやっていけないって」
ぜい兄:「商品の値段はお店が決めるのだけれど、お店の資本や規模などで変わるんだよ。同じ液晶のテレビでも、近所の電気屋さんよりヤマダ電気やケーズ電気の方が安いだろう。
大きい会社は仕入れのときに、消費税分を下請けの会社に押し付けるんだよ。下請けは立場が弱いからいやだと言えないんだ。大手は商品の値段に消費税分をのせることができるから、消費税がいくら増税しても痛くもかゆくもないんだよ。だからと言って近所のお店から買ってあげようと思っても、みんなのお家もお金が厳しいから考えちゃうよね。このことはとても大切なことだから、会場のみなさんで一緒に考えてみようか」
   会場のみなさん登場 話あう*******************
 
●消費税を払わないのに消費税をもらえる不思議、というより、頭にくる話
ぜい兄:「しょう子ちゃんには話が難しくなっちゃってごめんね。もう少しがまんしてね。さっき消費税は売上げから仕入れを差し引いたものと言ったよね。ここで、ひ恵ちゃんに質問だけど、商品を売ったのに消費税をもらえない場合、税務署に消費税は払わなくていいのか、それでも払わなければならないのか、どう思う」
ひ恵:「え~、??? 分かんない~。ぜい兄ちゃん、どうなるの」
ぜい兄:「消費税を納めなければならない事業者は、年間の売上げが1000万円以上の事業者と決められていてね、納税義務者というんだよ、1000万円は課税免税点と言うんだよ。以前は3000万円以上だったけど、引き下げられてしまったんだ。売上げが1000万円以下では材料費など経費を引いた残りで暮らすのはとても大変だよ。1000万を超えたって生活は大変だ。しかも納税義務者とされるから消費税は納めなくてはならないんだよ。
そのお店が商品に消費税を乗せようが乗せまいが、税務署は関係なく売上げに対して課税してくるんだ。しかも滞納には厳しいんだよ。すぐに差押えをかけてくるんだ。」
ひ恵:「ぜい兄ちゃん、話しの中で、どんな買い物にも5%、増税なら10%だけど、最初、私、それって公平だと思ったけど、やっぱりおかしいね。とういうより消費税って、とてもむごい税金だと思うわ」
ぜい兄:「本当にそうだね。私たち国民と日本の経済を支えている90%以上を占める中小業者からは、絞りに絞りとって廃業になっても知らん顔、過こくな税と言えるね」
ひ恵:「ところで消費税の不思議って、頭にきちゃうくらいって、それを早く教えて」
ぜい兄:「輸出大企業って聞いたことあるかな。自動車やテレビなどを海外へ売っている大きな会社だよ。トヨタや日産、ソニーや東芝など、聞いたことあるよね。実は消費税には輸出戻し税というのがあるんだけど、これが輸出大企業にばく大な利益をもたらしているんだよ。さっきも言ったけど、消費税は売上げの5%から仕入れの5%の差額を税務署に納める訳だけれど、海外に輸出した場合は売上げの消費税はもらえないね。日本の消費税だから日本だけでしか通用しないんだ。例えば自動車だけど、メーカーが自動車の完成品とするために仕入れとして300万円かかったとするね、仕入れ先の下請けには消費税分15万円を含む315万円を払います。しかし15万円分は原価を値引きさせて押し付け、実際は払わないんだよ。その自動車をアメリカに400万円で輸出して売り上げても消費税はもらえないよね。そこで仕入れで払ったとする15万円の消費税が税務署から返してもらえるんだよ」
ひ恵:「難しくてよく分からないわ、お金のマジックみたいに聞こえたけど」
ぜい兄:「売上げの消費税はもらえない、だけど、仕入れには消費税を払っている、それはおかしいから払った分だけ返してもらえるという制度なんだ」
ひ恵:「でも、払った分だけが返ってくるのであれば、差し引きでゼロとなるじゃないの」
ぜい兄:「そこなんだよ、理屈はそうだけど、何度もいうけど大手メーカーは仕入れのときに、消費税分を下請けに肩代わりさせてしまうんだよ。形の上では払っていることにしているけれど、その分以上に下請けに値引きをさせているから、税務署から戻ってくるお金は丸ごと全部、輸出大企業のもうけになってしまうんだ」
ひ恵:「もうけって一体どのくらいなの」
ぜい兄:「驚かないでよ、輸出戻し税は消費税還付金の一つだけど、還付金総額は3兆円になるんだよ。国全体での消費税納税額が13兆円だから、その4分の1が還付されているんだよ。しかもそのうち、トヨタなど輸出大企業の上位10社だけで1兆円の還付金が払われているんだ。だからね、消費税が10%になれば、何もしないでも輸出大企業には国から今の2倍の還付金が転がり込む計算だよ。それも国民の納めた税金からだよ。中小企業の人たちが血のにじむような苦労をして頑張ってきても、消費増税で廃業に追いこまれるかも知れない。でも、大企業は濡れ手にあわの大もうけ。話しているだけで怒り心頭になるよ」
しょう子:「よく分かんないけど、消費税をあげるのはダメというのは分かったわ」
 
●おわりに
ぜい兄:「二人ともよく話しを聞いてくれたね。消費税については、もっともっと聞いてほしいことがあるんだ。例えば、外国と比べて日本の消費税は低いのだからあげてもいい、と言う意見、国の財政がピンチなら増税は仕方がない、と言う意見。それから、高齢化がどんどん進むのだから、社会保障に限っての増税ならいいと言う意見。増税には反対だけど国会で決まってしまった。もう止められない、と言う意見など、たくさんあるんだよ。だから、また今度、一緒に勉強しようね…」
しょう子・ひ恵:「ぜい兄ちゃん、今日はありがとう。でも、一番だいじなお話しをまだしてないんじゃないの…」
ぜい兄:「そうだった、みなさん、消費税増税をストップさせる一番の力は、7月の参議院選挙で日本共産党を大きくしてもらうことなんです。埼玉選挙区から伊藤岳候補を国会へ送ってください。どうぞよろしくお願いします。」

  (4月27日の金子幸弘市議の議会報告会での学習会において発表したものです)

テーマ:経済/ コメント(2)/

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おつかれさまです。これ、劇ですか?キャストは?村岡サンも出演したんですか?

babatami 2013/04/30(Tue)12:54:35 編集

ぶっつけ本番?

会場参加者に突然の指名で決めました。責任あるので私がぜい兄ちゃん役です。無論、劇にはなりませんが、読み合わせも3人とも感情がこもって好評でしたよ。

マサツグ 2013/04/30(Tue)13:03:37 編集

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