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雇用、営業、くらし守る政治へ…マサツグの奔走記

福島原発事故の収束を、脱原発へ、被災地復興は住民主体で、構造改革の押付けは許されない。政治のベクトルは常に「人間を幸福にする」ために…その想いで見て聞いて語っての走り書き

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再生可能エネルギーの推進を求める請願 が趣旨採択されました。

2018.07.03 19:43:37



6月定例会に提出され環境農林常任委員会に付託された請願が全会一致で趣旨採択。党県議団は採択を主張、他の紹介議員とも協議して不本意だが一歩前進として趣旨採択に賛成しました。

以下、意見陳述です。

日本共産党県議団を代表して、議請第8号 埼玉県の再生可能エネルギーの活用を増やすことを求める請願について、採択すべきとの立場から賛成意見を述べます。

 

請願者は、東日本大震災を踏まえ、埼玉県におけるエネルギーの自給率をあげるためにも、再生可能エネルギーによる発電が有効であり、太陽光のみならず他の再生可能エネルギー、具体的には、風力や地中熱利用の一層の導入を推進すべきと主張し、加えて、安定供給体制の構築を要望しています。この請願趣旨は、至極当然であり道理ある提案と考えます。

我が党は、福島第一原発事故の教訓から「原発ゼロ」を目指し、すべての原発で廃炉のプロセスに入ることを主張しています。同時に、2030年までに電力の4割を再生可能エネルギーでまかなう目標をかかげ、省エ・節電の徹底と、再生可能エネルギーの大幅導入を提案しています。

本県議会においても、党県議団として、太陽光、地中熱、木質バイオ、ソーラシェアリングなど、再生可能エネルギーの推進をくり返して求めてきたところです。従って、この立場からも、本請願を採択されるよう求め賛成するものです。         以上

 

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東海第二原発の運転延長はさせない とする請願に賛成討論

2018.07.03 19:37:32



6月定例会 環境農林常任委員会に付託された請願に採択を求め賛成しました。結果は自民党の反対で不採択に。

日本共産党県議団を代表して、議請第6号 東海第二原発の運転期間を延長しないよう求める請願、及び、議請第7号 老朽化した東海第二原発の運転期間延長させないことを国に求める請願、について、採択することに賛成の立場から意見を述べます。

 

我が党は、東海第二原発の運転期間延長、再稼働はさせるべきでない、埼玉県としても声をあげるべき、と繰り返し主張してきました。福島第1原発事故の最大の教訓は何かと言えば、原発事故は他に類を見ない異質で危険なものだと言うこと。ひとたび放射性物質が外部に放出されれば、もはやそれを制御できず、被害はどこまでもそして将来にわたり及び続けます。原発は動かしてはならない、原発ゼロを実現する、それは私たち人類の責任です。従って、全国一老朽化した東海第二原発の運転延長など、到底許されません。

請願理由にある通り、東海第二原発は、東日本大震災では津波で外部電源を失いました。非常用発電機3台のうち1台が停止、残り2台で間一髪、危機を免れたのです。その後もトラブル続きで、専門家からは、防潮堤は未完成、フィルタ付ベント装置も未整備、コアキャッチャーが未装備、劣化した電気ケーブルの改善見通しもない。核燃料の保管容量もわずか、など、危険性が数々指摘されています。

東海第二原発は、首都圏にただ一つの原発であり日本一の人口密集地にある原発です。わが党は繰り返し、東海第二原発に事故あれば本県自体も被災地になり得る、と指摘してきました。埼玉県作成の地域防災計画でも、「本県は東海第二原発から80km強に位置している」と明記され、重大事故となれば、首都圏及び関東一円が被災地となり、その被害は深刻かつ甚大です。

広域避難計画では、原発から半径30㎞圏内、約96万人の避難が求められ、本県には水戸市民約4万人の避難者受け入れ要請です。加えて、本県には東海第二原発のみならず、静岡県浜岡原発からの避難者288千人の受入れ要請もきています。こうした広域避難計画に現実性の無いことは誰の目にも明らかであり、当の水戸市においては、619日、市議会が、東海第2原発の再稼働を認めないことを求める意見書を可決しました。いまや、茨城県44市町村のうち約6割、28市町村議会で再稼働・延長運転反対の意見書・決議が可決され、栃木県や千葉県などの市町でも、意見書可決が広がっています。

事業者の日本原子力発電株式会社は、約780億円の安全対策工事費を自力調達できない会社です。運転差止め裁判が起こされ、茨城県知事には反対署名約31万筆が提出されています。こうした立地県民の声に答え、運転延長はさせないと、隣接の県議会として意思を示す本請願は、採択すべきであると強く主張し、賛成といたします。

                            

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埼玉自然エネルギー協会主催の講演会「埼玉の自然エネルギー活用で温暖化防止・原発ゼロ、持続可能な社会を」が開催

2014.07.28 12:13:19


講演する歌川学さん(産総研)

26日、コーププラザ浦和を会場に、埼玉自然エネルギー協会主催の講演会「埼玉の自然エネルギー活用で温暖化防止・原発ゼロ、持続可能な社会を!」が開催されました。講師は歌川学さん(産業技術総合研究所エネルギー技術部門主任研究員)で、世界と日本のエネルギー問題・・自然エネルギー活用はどこまできたか。と題してお話されました。

 

つづいて、市民レベルで実践に取り組んでいる秋元智子さん(埼玉県地球温暖化防止活動推進センター認定NPO法人・環境ネットワーク埼玉理事・事務局長)から太陽光市民共同発電所のとりくみについて、桜井薫さん(小川町自然エネルギーファーム理事、国際NGOソーラーネット代表、有限会社エルガ取締役)から・・自分たちが作り、管理し、皆で使う。エネルギー生協!?についてそれぞれ報告がありました。その後熱心な質疑応答と交流となりました。

 

会場からの発言では、生協連の岩岡宏保代表理事が、電力自由化についての生協組合員のアンケート結果を紹介、福島おひさま連合東京事務所の丸山牧夫さんから、福島の太陽光発電所設置の取組に東京の中小企業家が立ち上がっていることについて、埼玉自治体問題研究所の木村芳裕研究員は3・11大震災・原発事故から学ぶ埼玉県でのまちづくりについて、貴重な報告がありました。

 


私も県議会で、自然エネルギー推進の基本理念に「地産地消」「地域経済循環型」をおくべきと主張してきましたが、今日の講演と交流を通じて、理論と実践、特に市民・住民による実践、それをいかに広げ発展させることが自然エネルギー推進の要であると確信を深めることができました。

 

猛暑まっただ中にもかかわらず大勢の市民が参加し、椅子が足りなくなるほどの盛況で、関心の高さを実感した講演会でした。関係者の皆さん、ありがとうございました。

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NPO法人・埼玉自然エネルギー協会の講演会と総会に参加

2014.06.07 22:05:08


講演する愛知おひさま自然エネルギー株式会社の佐藤典生取締役

NPO法人埼玉自然エネルギー協会の後援会と総会がコーププラザ浦和で開かれ参加してきました。講演会は、「自然エネルギーの地産地消で地域経済の活性化をめざす愛知のとりくみ」をテーマに、愛知おひさま自然エネルギー株式会社の取締役である佐藤典生さんが講演されました。

 

いくつかの事例が紹介されましたが、その中で、にしお(愛知県西尾市)市民ソーラー事業がありました。愛知県企業局の遊休地を西尾市が無償譲渡受け、市から年間600万円で土地を借り受け、太陽光発電事業に取り組んでいるそうです。

 

市民発電と言ってもここは規模が違います。市民ファンドで6億円を集め、出力2000kW(2メガ)年間2000万円の利益を見込む壮大な事業です。西尾市民、企業、行政が一体となったまさに本格的な地域ぐるみ発電で、市民による自然エネルギー推進の可能性に確信が深まりました。

 

佐藤取締役は言います。おひさま自然エネルギーの目指すものは、エネルギーの地産地消、コミュニティを自分たちの手で、お金の流れを変えて、社会を変える、望む未来を選びとる---エネルギーを自分たちの手に取り戻す・・・

全国各地でこうした市民による自然エネルギー推進への挑戦が始まっているのですね。 埼玉も頑張らねば!

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おひさまめだか保育園市民共同発電事業の点灯式

2014.03.15 19:05:25


屋根に太陽光発電が設置されためだか保育園

さいたま市緑区にある社会福祉法人こぐま会 めだか保育園の屋根に太陽光発電パネルが輝いています。これはnpo法人埼玉自然エネルギー協会が、市民から出資金と寄付を募って市民共同発電事業として設置したものです。埼玉県の補助金制度を利用しています。今日、関係者による点灯式が行われ駆け付けました。

 

太陽光発電は出力13.8kW、年間発電予想量は1万4000kWhです。8年を目途に売電により出資者へ完済したらめだか保育園に譲渡するというスキームです。大企業によるメガソーラーでは地域経済の振興とはなりません。地産地消、市民主体の自然エネルギー推進こそが進みべき方向です。私も繰り返し県議会の中で求めてきましたが、昨年は一般質問でも取り上げました。

 

以下、県HPの記録です。

平成25年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (村岡正嗣議員)


掲載日:20131015日更新

自然エネルギー推進で地域循環型経済を

 村岡正嗣議員(共産党)

 続いて、住民主体の自然エネルギー推進について3点伺います。
 メガソーラー事業では、地域循環型経済は望めません。住民参加によってこそ可能です。県がイニシアチブを発揮し、各自治体とも連携して住民による自発的な発電事業モデルを大きく推進することは非常に重要と考えます。
 そこで、第一に、太陽光発電設備を設置する市民共同発電事業への助成を大幅に拡大していただきたい。
 第二に、市民による太陽光発電の事業化では、初期投資が大きな課題となります。その解決策としての成功モデルに、飯田市での地域の太陽光発電事業に市民が出資するおひさまファンドがあります。本県でも各市町村と連携し、太陽光発電における市民ファンドを後押しできるよう支援策を検討していただきたい。
 第三に、太陽光発電はじめ木質バイオ、小水力などの自然エネルギーの普及を進めようとする意欲あるNPOや各種団体に対して、学習会、情報提供、研究支援など、幅広い支援に思い切って力を入れていただきたい。
 以上、環境部長よりお答えください。


 畠山真一 環境部長

 まず、太陽光発電設備を設置する市民共同発電事業への助成拡大についてでございます。
 本県では、市民団体が市民から寄付を集めて保育園や自治会館などに太陽光発電設備を設置する場合に助成を行っています。
 これまでに8施設への設置を助成してまいりましたが、今年度も3施設への助成を予定しております。
 今後とも、市民団体のニーズを十分踏まえた助成に努めてまいります。
 次に、太陽光発電における市民ファンドの支援策についてでございます。
 太陽光発電事業は固定価格買取制度により、基本的には財政的支援はなくても成り立つものと考えています。
 一方、市民ファンドには金融商品取引業の資格取得や、広く多額の資金を集めるノウハウが乏しいなどの課題があります。
 県としましては、こうした分野の専門家の紹介や情報提供などの面で、支援を行ってまいります。
 次に、学習会、情報提供、研究支援などに対する幅広い支援についてでございます。
 県では、平成21年度から「環境ビジネスセミナー」として、環境やエネルギーに関する最新情報の提供を目的に講師を招き、学習会を開催しております。
 最近では今年7月に、木質バイオマスエネルギーをテーマとして開催し、数多くの企業・NPO・市民団体の皆さまにもご参加をいただいております。
 引き続き、その充実に努めてまいります。
 また、研究支援につきましても、具体的なご提案があれば、技術的アドバイスや専門家の紹介、共同研究などの支援を行ってまいります。

 




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ペレットストーブ「ペレチカ」の金子農機(株)を訪問しました。

2013.05.15 18:16:05


ペレチカの前で吉岡社長室長(右端)より説明を受けました

党県議団では木質バイオマスの利活用について、羽生市にある金子農機株式会社を訪問しました。金子農機は大正元年創業の歴史ある企業で、主力の穀物調製機器はカネコブランドとして有名です。

木質バイオマス事業においても先がけで、ペレット製造からストーブ、ボイラーシステムまで一貫した事業展開していることから、今日、お伺いしたものです。本社では社長室長の吉岡氏にご説明をいただきました。

埼玉県内では、県立名栗げんきプラザの給湯・暖房用ペレットボイラーシステム、農事組合法人彩の葉グリーンサービスでのハウス暖房機、有馬渓谷観光釣り場の足湯のペレットボイラーなどの実績をもっています。

吉岡氏は実際の事業に携わっている方で、新事業として開拓してきただけに、木質バイオの可能性や課題について、実践的に教えていただきました。ペレットの火の持つ「癒し」の効果や、効率性においては実証値が理論値を超える結果であることなど驚きでした。

ペレット価格が化石燃料の価格で決まる問題では、ペレット自体への補助金制度も課題とのこと。需要に波があり市場が不安定であることなどもお聞きしました。懇談後には、2階ロビーにある
ペレットストーブ「ペレチカ」を着火して見せていただきました。

このストーブの特長の一つは天板部分にやかんを置いたり、もちを焼いたりができることで、これは日本人のニーズから生まれたそうです。お話の中で、埼玉県でもかつて木質バイオマス、特にペレットに熱心に取り組んだ時期があったことも知りました。

どんなに良いエネルギーでも、ビジネスにのらなければ持続可能な事業となりません。そこにはおのずと行政に求められる役割があり、県議団としてもそこを今後とも研究していくつもりです。今日は吉岡室長にはお忙しい中本当にありがとうございました。

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通称もくねん工房=「西川地域木質資源活用センター」を視察

2013.05.09 22:59:27


原料の樹皮を手に取る村岡です 

9日、党県議団は飯能市にある通称もくねん工房こと、「西川地域木質資源活用センター」を視察し、ペレット生産工程を見学しました。

私は3月の予算特別委員会において、自然エネルギーの中で埼玉県としてもポテンシャルの高い木質バイオマスの推進を提案、地産地消による地域循環型経済の視点が大事であるとの指摘、知事も認識は同じと答弁しました。

木質ペレットは有力なエネルギー資源ですが、問題は需要と供給です。今回、供給側の状況を知るため、もくねん工房を訪ねた訳です。本センターでは、組合員の製材工場などから出る樹皮を処理する事業ゆえにホワイトペレットはありませんでした。

課題として、樹皮に含まれる異物や乾燥機にたい積する固形物の対策、5%出てくる灰もこれまで有価物だったものが、原発事故の影響でセシウム濃度が高く処分できない実態も知りました。キロ45円の売価では経営的には厳しいようです。しかしそうした条件の中にあって、年間500トンを販売(生産能力は1000トン)、これをたった3人で作業をこなしています。

外国産の安いペレットも輸入されていますが品質には問題があります。その点、本センターは杉とヒノキ材によるペレットで安心です。課題の解消には何といっても需要の拡大が重要ですが、いずれにしても、本業である林業の再生が必要です。

この季節、埼玉の山々は新緑に眩しいほど、そこは宝の山でもあります。もくねん工房のパンフレットには
、「新しいエネルギーのかたち 木質バイオマス」とあります。まさに、どう生かしていくか・・・ですね。
今日、ご案内いただいた臼井さんには大変お世話になりました。感謝申し上げます。

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NPO埼玉自然エネルギー普及協会準備会主催の学習会

2013.05.09 22:01:54


正面は開会あいさつをする佐藤利昭氏(コープみらい) 

8日、浦和コミセンにおいて、npo埼玉自然エネルギー普及協会設立準備会「みんなでゴー!エネルギーの地産地消へ 埼玉の自然エネルギー活用へ キックオフ学習会」が開かれました。夜の6時30分からでしたが大勢の参加者に驚きました。若い人も多く、自然エネルギーへの関心が高まっているようです。

主催者からは、学習会なので何かを決めるというものではありません、と前置きした上で、今後、埼玉県内でNPO法人を立ち上げていきたい、との主旨が述べられました。

学習では、
井内尚樹・名城大学経済学部教授が「自然エネルギー活用の意義ととりくみ」と題して講演、日本経済のあり方に触れ、今、産業構造の転換が求められていると力説、自然エネルギーによる循環型地域経済の構築について、事例を示しながら話されました。
興味深かったのは、「湖南市の地域自然エネルギー基本条例」や「飯田市の再生可能エネルギーの導入による持続可能な地域づくりに関する条例」などの紹介で、大変参考となりました。

井内教授から、埼玉県内ではエネルギー課はありますか、公共施設の屋根貸し事業について、議会での議論はあったのですか・・・などの鋭い指摘も出て、ドキッとさせられました。

県からは環境部温暖化対策課のエコエネルギー推進担当主幹が出席、埼玉県の太陽光エネルギー活用のとりくみについての報告がありました。
最後に主催者から、市民ファンドを募集できる資格取得に本腰で取組む決意が述べられ、「市民がエネルギー生産者に」 ここが原点との確信を深めた学習会でした。

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自家発電と太陽光発電で電力自立を目指す川口市の工業団地

2013.04.16 19:46:58


右:石川理事長 左:奥から金子ゆきひろ,金子信男市議、村岡(新工会館) 

川口新郷工業団地協同組合は昭和45年に産声をあげ、昭和50年には共同受配電事業を始めるなど、先進の工業団地として歴史を刻んできた協同組合です。

今年1月の新聞に
、「川口の工業団地・・電力自立目指す」の記事が掲載されました。私は電力の「自立」に非常に興味をもち、直接お話しを聞きたいとお願いしてきましたが、それが今日実現し、協同組合の会館に石川義明理事長をお尋ねしました。金子信男・金子幸弘市議が同行。石川理事長には大変お忙しい中をご説明いただきました。

私は報道された中で、「約6000万円の東電の料金値上げ」「組合自前の送電設備」「ガスエンジンによる自家発電」「発電余力は地域へ還元する」「太陽光発電では国産と地元業者を優先する」などについて質問。

石川理事長からは、「電気料金の値上げは納得できなかった」「総括原価方式がおかしい」の意識からエネルギー自立へ決意を固めたとの納得の回答でした。

懇談ではエネルギー問題以外にも、業界の現状や組合としての課題、
ばんばん祭では地域に溶け込み盛り上がっていること、などなど熱く語っていただきました。県への注文もいただき実りある懇談でした。

組合事務局のHさんは市役所OBで思わぬサプライズでした。石川理事長が
「エネルギー供給から産廃処理まで自己完結できる工業団地にしたい」と、熱く夢を語る姿には感動を覚えたところです。理事長、Hさん、今日は大変お世話になりました。

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上田知事「めずらしく問題意識が一致していると思う」

2013.03.09 13:55:37


手にしているのが木質ペレット約1キロ 

7日の予算特別委員会で、私は自然エネルギーの推進を求め知事に質しました。その中で知事は「・・・この辺の問題意識はめずらしく一致していると思います」と答弁したのが、「自然エネルギー推進事業は、地域の仕事おこしと雇用の創出で、地域産業の振興を図ることを基本原則と位置づけるべきではないか」との質問に対してでした。

まあ「めずらしく・・」は余計かも知れませんが・・・。知事が雇用創出や地域産業の振興を意識していると言ったので、この基本理念を確認できたことは重要な成果といえます。

具体的な資源としては木質バイオマスの優位性に触れ、さらに、木質ペレットの普及を提案しました。

私の問題意識は、太陽光はじめ自然エネルギーが導入されれば、真に豊かな社会が実現できるというのではない、効率や利潤を優先する価値基準をもった社会(個人)が、化石燃料を使用し原発利用を生みだした。この価値基準の転換がなければ、どんなに自然エネルギーが普及したとしてもいつか来た道となってしまう。

今、大手企業がメガソーラーなどに続々進出しようとしていますが、それでは地域から利益は吸い上げられ、住民の中からの持続可能な社会の実現への意識の醸成は薄くなってしまうのでは、と考えるからです。

越生梅林の剪定枝からつくったペレットも紹介し、知事にも一袋お渡ししました。この梅ペレットは効率も高く、その灰は肥料としても優れているとか。
川上から川下までのエネルギー循環で、地域経済の循環が文化の交流ができるよう今後も取組んでいくつもりです。

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秩父市の「ちちぶバイオマス元気村発電所」を視察しました。

2013.02.14 21:27:14


チップの杉、ヒノキの香り漂うバイオマス元気村発電所 右:秩父市役所の設楽主幹 

今日は強行軍でした。午前中、県庁内で三ヶ山メガソーラー発電事業について、受託した(株)サイサンさんからお話しをお聞きした後に秩父へ向かったのです。秩父市上吉田にある「ちちぶバイオマス元気村発電所」の視察です。

現地では秩父市議団の新井康一市議と山中進市議さんが待っていてくれ、説明は秩父市役所環境立市推進課の設楽幸男主幹がして下さいました。

秩父市は87%が森林です。平成16年度にNEDOの「バイオマス等未活用エネルギー実証試験事業調査」の採択を受け、その後、林野庁の「強い林業・木材産業づくり交付金」を受け、市のレクレーション施設「吉田元気村」に整備、本格稼働は平成19年4月1日です。

県議団が木質バイオマス発電に注目したのは、チップ原材となる間伐材の運搬から、チップ加工、発電運転、電気は施設利用と売電、温水利用、残さの木炭灰の利活用まで、資源を使い切り、どの部位でも雇用を生み(搬出4人、チップ加工1人、運転3人の新規雇用)、お金が域内に循環する発電システムだからです。

ちちぶ元気村発電所は大きくはありませんが、実用機としては、国内初の木質バイオガス・ガス化・ガスエンジン・コジェネレーションシステムです。これまでに100万kWを発電しています。売電価格は現在は10円/kwですが、32円/kwの申請を東電にしている最中とか。

設楽主幹のお話では、秩父市での間伐材量は年間55000トンで、この発電所で利用できるのは450トン程度とのことですが、バイオマス発電が広がれば林業の振興にも大きく貢献でき、それが森林環境の整備、循環型社会の形成に寄与することでしょう。

秩父市ではその他にも、使用済みてんぷら油リサイクル事業にも取組み、昨年5月には埼玉県の「埼玉エコタウン・イニシャティブプロジェクト」の指定を受けました。今後が楽しみです。
今日は強行軍の視察でしたが大変勉強になりました。設楽主幹さん、新井市議さん、山中市議さん、ありがとうございました。

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「地中熱利用」に取組む(株)藤島建設さんから聞きました。

2013.02.14 19:38:06


地中熱利用のポテンシャルは高いと・・左は渡邊会長、村岡、右は(株)ホームエネシスの佐藤さん


県議団では県内の自然エネルギーの取組みについて調査・研究中ですが、12日、住宅メーカーとして「地中熱利用」に取組む株式会社藤島建設(本社:川口市)を訪問しました。

さいたま市緑区にあるショールーム
「フィットインプラザ」を訪れると、渡邊弘美取締役会長、飛田美正環境事業推進本部長らが出迎えて下さいました。私が昨年、岩手県葛巻町を視察した際、くずまき高原にあるエコ住宅を見学、それが川口の藤島建設の住宅と知って驚きました、と切り出すと、渡邊会長は「それなら話は早いですね」と懇談が弾みました。

藤島建設では、平成8年に地中熱利用の新聞1面広告を打つなど、事業化を進めてきたとのこと。大学、鉄鋼メーカー、他企業、県などと連携協働しながら独自研究に取組み、商品化を実現しました。

年間を通じて約16度ある地中熱(深度15mから75m)を活用するシステムで、地盤補強の鋼管杭を利用して、その中に冷媒の入った彩熱チューブを循環させて地中熱を集め、ヒートポンプによって暖冷房と給湯を行うものです。一般のエアコンやエコキュートと比較して省エネ性に優れ経済的にも有利とのこと。

実際、懇談したショールームも同システムで暖房され、案内されたモデル住宅(ジオシステムの家)でも、やさしく居心地の良い暖房を体験しました。施工はすべて県内の事業者でできるそうです。課題は、ユーザーにとり割高感があることで、普及すればするほど価格も安くなるのですが、太陽光発電と比べて補助制度は小さいとのことです。

埼玉県での地中熱利用の可能性を尋ねると、渡邊会長は、埼玉県の地中熱ポテンシャルは非常に高いと言い切りました。お話を伺いながら私は、太陽光発電にとどまらず様々な自然エネルギーの活用を研究すべきであり、エネルギー効率はもとより地域産業の振興の観点が大切、と確信しました。

渡邊会長、飛田本部長とは、高気密高断熱、耐震構造について、最後には、私の持論でもある
「都市の品格」では会長も同じお考えをお持ちと知って、楽しく有意義な懇談となりました。今日はお忙しいところありがとうございました。
 
 

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特別委員会で「さいたま新都心地域冷暖房センター」を視察

2013.01.21 19:59:34


巨大な機器が立ち並んでいます


所属する「総合的な危機管理・大規模災害対策特別委員会 」の県内視察で、さいたま新都心地域冷暖房センターへ行ってきました。

事業者は
株式会社エネルギーアドバンス(東京ガスの100%子会社)で、ガスをエネルギー源に、さいたま新都心一帯27ヘクタールのビル群に冷房・暖房の熱源を供給しています。

冷却水に3000tの工業用水を常時保有していて、災害等の緊急時には地域の生活用水として活用可能、地域防災へ貢献しています。

冷水で冷房、蒸気で暖房、それらを幹線道路下の共同溝内にパイプで新都心の各ビルへと送っています。地域を一体に冷暖房するシステムは埼玉県ではここだけだそうです。

さらに、ガスタービンコージェネレーションシステムで発電も行っています。東日本大震災では双葉町のみなさんがさいたまスーパーアリーナへ避難してきましたが、停電となった時もこのシステムで電気と暖房を供給できたそうです。

施設内には巨大で複雑な機器がたくさん並んでいます、驚くことにチリひとつないきれいさ、さらに驚くことにはたった2人1組で運営をしていることです。

開発部長さんからは、今後はさらに地域に貢献できる取り組みをしていきたい。とごあいさつをいただきました。心強い限りです。

アドバンスのみなさん、議会事務局のみなさん、今日は本当にありがとうございました。

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地方自治研全国集会2日目「温暖化防止、再生可能エネルギーへの転換を!」

2012.10.01 09:21:49


第8分科会で問題提起をする和田 武氏(日本環境学会会長)30日大宮

第11回地方自治研究全国集会in埼玉の2日目は分科会です。29の分科会と2つの現地分科会(川越と八ッ場ダム)が行われ、私は第8分会会「温暖化防止、再生可能エネルギーへの転換を!」に参加しました。
台風17号が接近しているため、西日本からの参加者は帰りを心配しながらの学習となりましたが、内容は非常に濃いものでした。

実践報告では、この5月、党県議団も視察した岩手県葛巻町からの報告もありましたが、京都、滋賀、静岡などからの発言があって西日本のがんばりが光りました。
日本環境学会会長和田 武さんの講義(問題提起)は期待通りの内容でした。

3・11以降、自然エネルギーへの転換が大きく叫ばれる中、温暖化防止のテーマは後景となった感がありましたが、和田先生は温暖化問題から入り実例をあげて話されました。「不可逆的破壊が進行」しているとして、例えば、シベリアの凍土の融解が進行してメタンが発生している、海洋ではPHが下がり酸性化してきている。石灰化生物が激減してしまう、しかも、破滅的未来を回避する戦略が今はない、など、ショッキングでした。

自然エネルギーでは、何度も足を運んでいるデンマークやドイツでの事例を詳しく紹介され、村の産業、雇用、くらしが豊かになっっていること、自然エネルギーに取組むことで地域の再生を成し遂げていることに、聞いている私たちは希望と確信を深めました。

一貫していることは自然エネルギーの普及は市民・地域主体でなければ成功しないということです。先生は講義の結びに
「未来のことを考え、いま行動しよう」と呼びけけられました。

電車の運休が出始めているため予定より30分早く終了しましたが、私の分科会に限らず若い人の参加も多く、発言もしっかりしていて、元気をもらった全国集会でした。

埼玉集会ということで、地元埼玉の関係者の御苦労は大変だったと思いますが、2日間で3000人の参加者で大きく成功しました。皆さんのお陰です。お疲れさまでした。

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群馬県の小水力発電を視察

2012.09.23 21:27:10


群馬県谷川温泉地内の小水力発電

埼玉県及び群馬県で小水力発電の研究開発等に関わっているメンバーと22日、群馬県内の4施設を視察してきました。メンバーは大学の講師、建築家、NPO、機械製作者ら様々です。

まず最初は上毛高原駅に近い
NPO月夜野運営する小水力発電を訪問しました。名前はピコ水力発電所、代表の星山さんはこの地にセカンドハウスを建てて20年、地元の方々との信頼関係を築いてきました。実はこの地元との信頼関係が小水力発電の重要なカギとなっています。それは「水利権」に関わるからです。星山さんは農事組合から許可をとっています。最大800ワットの発電量が可能ですが現在はその半分程度。発電機はカナダ製ですが、建屋や基礎、フレームなどすべて地元で調達し地元の職人によって作ったそうです。ここに小水力発電の魅力の一つがあります。地元の人と一緒にプロジェクトを進めていくこと自体に大事な意義があります。

次にピコ第二(
虹の谷タニガワピコ水力発電所)を見学。谷川温泉にあり管理者のHさん(ペンションのオーナーです)が迎えにきてくれました。写真はピコ第二です。500ワットの発電中でした。発電機はシンプルですがノズルには改良の余地があるとのこと。

3番目は前橋市の
「清流の里」小水力発電所です。ここは落差1.5メートルをつくり1号、2号と2連式となっています。0.5kw×2で最大1kw、使用水量は毎秒0.07㎥、回転数1200rpm,形式は、低ヘッドマイクロ水力発電機、カナダのパワーパル社製です。群馬県の「新エネルギー導入モデル支援事業」に採択され、23年3月の完成の発電所です。取水口でのごみなどの処理に知恵を絞っているとのこと。以前は水車を回していた水利を利用した施設ですが、昔から村の人々の協力を得ながらやってきたので「水利権」をクリアーできたそうです。ここの水量は豊富で1年365日の発電が可能ですが、発電された電気は自己施設用です。

最後に桐生市の
利平茶屋水力発電所を視察。ここは前の3機種に比べ本格的です。林野庁と東京電力の「国有林野における自然エネルギー発電推進のための協同研究」として事業化された発電所です。勿論、群馬県の補助も受けています。旧黒保根村が事業主体として平成16年に2414万円で建設しました。発電型式は流れ込み式でオーストリア製ペルトン水車を使用、出力は最大22kw、使用水量は最大毎秒0.0456㎥、すごいのは年間の発電量が11万kwh、設置されているキャンプ場での消費に1万kwhを、余剰電力となる10万kwhについては売電しているそうです。

時間が無くなり上流の取水地点を見られなかったのは残念でしたが、資料によれば、堰堤の水だまりに濾過装置をつけたU字フリュームから取水しています。埼玉県でも堰堤のある所なら可能ではないかと思いました。小水力発電では作ったあとのメンテを誰が行うのかの課題もありますが、地域力を引き出す発電であることは確信できました。

民間レベル、市民レベルでの小水力発電への挑戦を行政がサポートする形が望ましいと思いました。今後の埼玉県政に生かせる多くの経験を学ぶことができました。群馬の皆さんには全く面識もない私たちを快く受け入れて下さり、懇切丁寧にご説明いただきました。本当に感謝です。ありがとうございました

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原子力技術の根本問題と自然エネルギーの可能性(県議団公開研修会)

2012.09.11 20:11:03


縦横に語る大友詔雄先生(自然エネルギー研究センター代表) 

党県議団主催の公開研修会「原子力技術の根本問題と自然エネルギーの可能性」は大成功でした。講師の大友詔雄先生(株式会社NERC自然エネルギー研究所代表)には、北海道より駆けつけていただきました。

3~4時間は必要とする内容を1時間でと、大変ご無理な注文を出しましたが、大友先生は、原子力から自然エネルギー、社会発展の法則性、価値観の醸成、民主主義の問題まで、フルに語っていただきました。詳細は県議団HPでご報告の予定ですが、考えさせられた質疑の一部を紹介します。

まず、エネルギーにおける地方自治体の役割についての質問です。当然と言えば当然の質問でした。さらに、中国は原発を80基増やすらしいが、日本だけ原発廃止で良いのか…と言う質問には、そういう疑問が沸くのも有りなのだなと思いました。先生は結論的には「民主主義的選択」「日本自らの実践こそ大事」とおっしゃいました。

ドイツの「安全なエネルギー供給に関する倫理委員会」報告やロビン・クラークによるハードな技術をもつ社会とソフトな技術をもつ社会論などの紹介は興味深かいものです。

今回、私は進行役でしたが、最後に、「大友先生は、エネルギーは国民による選択の問題と言っておられる。そのためには必要な情報が明らかにされなければならないし、そのことで、真に豊な社会とはの価値観の醸成となるはずです。そうした意味で今日の研修会が役に立ったなら幸いです。」と、あいさつをしました。

今日は、県環境部温暖化対策課からも
「埼玉県の再生可能エネルギー政策について」と題してご報告いただきました。
主催者として不行き届きもありましたが、大友先生、渡邉主幹、そして、皆さん、ありがとうございました。
   

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反原発を貫いた不屈の学者・大友詔雄元北大助教が浦和で講演

2012.09.04 22:47:01

なかよし風車

蜂の巣型風車(岡山県鏡野町)大友詔雄氏設計

東京新聞はこの5月、元学者で自然エネルギーの普及・実践者の大友詔雄氏の特集記事を組ました。反原発の研究者として京都大学原子炉実験所の小出裕章助教が有名ですが、東京新聞は、北の大地にも不屈の反原発学者がいた。しかも、今は自然エネルギー普及に尽力、自然エネルギー研究センターNERCの代表として活躍中・・・と報道したことで大友詔雄氏の名は一躍メジャーになりました。

その大友氏を党県議団は埼玉県にお迎えして
「原子力技術の根本問題と自然エネルギーの可能性」をテーマに研修会を行います。どなたでも自由に参加できますし無料です。

私自身、大友詔雄氏に興味を感じた一つはその経歴です。北大で工学部原子工学科の助手となった大友氏は、29歳の若さで日本原子力研究所の専門委員に抜擢されました。しかし、原子力の実態を知れば知るほど、安全性に疑問を抱き、30歳の誕生日に委員を辞職してしまったのです。

大学では昇進の道は閉ざされ、同僚や学生たちとの接触も禁じられたそうです。しかしそんなことにはめげず、北大在職中に、大学ベンチャー企業として「自然エネルギー研究センター」を創設します。
退官後の活躍は目覚ましく、自然エネルギー普及一筋、各地に手がけた成功例が蓄積されています。

二つ目の関心は、自然エネルギーと地産地消による「地域内経済循環」の実現で、地域産業の再構築に取組んでいることです。そうした考えに至ったキッカケに、記事でも紹介していた有名なエピソードとして、大友氏が泊原発反対集会で出会った老漁師から
、「原発が危険なものだということは分かっているが、拒否したら自分たちの未来は貧しいだけだ」この一言が自分を自然エネルギーへと導いた、と知って、大友氏の人となりにも魅かれたのです。

是非、大勢の皆さんに大友詔雄氏の話を直接聞いていただきたいと思います。「原発ゼロ、自然エネルギーへの転換を」と、私も訴えていますが、現実的に自然エネルギーで地域の仕事起こし、雇用創出をどう作り出すのか、イメージし難いと感じています。
大友氏のお話しから多くのヒントをもらえそうです。この楽しみを多くの方々と共有したいものです。


県議団主催・公開研修会のご案内


   「原子力技術の根本問題と自然エネルギーの可能性」

  日時: 9月11日(木) 午後1時30分開会

  会場: さいたま共済会館505号室(浦和駅西口徒歩6分、埼玉県庁手前)

  講演: 大友詔雄氏(工学博士、自然エネルギー研究所代表)

          だれでも自由に参加できます。無料です。
                 
                  問合せ先:県議団事務局048-824-3413 (担当:林)
  

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南アルプス仙丈小屋にも風力発電!

2012.08.01 20:29:09


南アルプス仙丈ヶ岳の仙丈小屋(2900m)でも自然エネルギー(風力発電)が導入

8月に入りました。私の地元、川口芝地域には「平和を願う文化の会」という会があります。会のキャッチコピーは「6+9=15 広島・長崎そして平和」です。毎年8月に平和を願って様々な文化行事を開催してきています。先日、その案内チラシが届きましたが、今年は、「みんなでたのしいおもいでつくろう」と、こども向けの映画「アンパンマンとバイキンマン」「ジャングル大帝レオ」の上映と、腹話術とマリンバコンサートだそうです。

川口市と川口市教育委員会が後援していますが、会の代表者の話しでは、教育委員会に申請に伺ったとき、「内容がいつもと違いますね」、と言われたそうです。そこで代表は、「昨年は大震災という悲しいことがあった、それは今も続いている。だから今年は、こどもたちに楽しいことっていいね!」と感じてもらいたいのだ、と説明したそうです。予定されている映画も、その根底に「平和であればこそ」が有るに違いありません。

オリンピックで活躍する選手たち、「脱原発」と声をあげ始めた若い世代、一方で、相次ぐいじめや虐待の多発、怒りを通り越して呆れるほどの国会と政治、昨夜もある建設会社の経営者と遅くまで意見交換をしましたが、その社長さんも、日本の政治家は全く無責任だと憤っていました。さらに、日本のこどもたちの将来をも憂いていました。
広島・長崎の8月です。社会のあり方そのものを問う、夏です。

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埼玉県環境整備センターを視察、埋立処分場跡地にメガソーラー

2012.06.13 22:22:35


彩の国資源循環工場内の焼却灰リサイクルシステムを見学

党県議団は今日、寄居町三ヶ山にある県環境整備センターを視察しました。センターは新緑のまぶしい山の中にあります。正門から整備された桜並木を走ると近代的な体育館が現れます。オリックス資源循環株式会社が建設して管理は寄居町住民に任され、町民が利用しているそうです。管理事務所では永島センター長が迎えて下さり、施設の概要をご説明いただきました。

本センターは、県内の市町村からの一般廃棄物と、県内事業所からの産業廃棄物を埋め立てする
最終処分場です。平成22年度の年間埋立量は42679トン、23年度は約41000トンと減ってきていて、リサイクルの推進などによるものです。ごみの減量化自体は結構なことだが、環境センターの経営面からは悩ましいとの声も出ました。ごみの最終処分場は環境への影響が懸念されるだけに、本施設の設置には寄居町・地元住民の理解が不可欠です。説明を受けながらセンター職員の皆さんは、地元との信頼関係を何よりも大切にしながら一生懸命にがんばっているなと感じました。

次はバスに乗り換え場内視察です。敷地の総面積は137,4haと広大で、埋立の完了した1号2号埋立地は三ヶ山緑地公園に整備され、サッカー等のスポーツやこどもの遊び場、春はお花見など、住民の憩いの場となっています。3号埋立地が供用中の埋立地でした。

続いて、
彩の国資源循環工場内の株式会社ヤマゼンを視察いたしました。この工場は焼却灰をリサイクルして、路盤材として使用する人工砂を生産しています。三好営業部長が応対して下さいました。この工場が原料として受入れているのは、一般廃棄物・産業廃棄物の焼却灰・燃えがらで、それらを再焼却して不純物を除き人工砂をつくっています。私が特に確認をしたかった福島県いわき市からの廃棄物ですが、昨年の大震災後は、ばいじんは入れていない、焼却灰も平成24年度分から入れていないとのお話しでした。原材料の搬入口での放射線量測定は週一回行っていて、結果は、寄居町のホームページに公開しているそうです。

最後に、
メガソーラー発電事業予定地を見学しました。場所は6号埋立地から7号埋立地の合計56900㎡、現状は草地となっています。この埋立の完了した土地を年額75円/㎡で貸し、メガソーラー発電事業に活用してもらうというもので、この6月より事業者の募集が開始されています。8月には事業者を決め2013年8月工事完了の計画です。近くのホンダ寄居工場でも、メガソーラーの13年稼働を目指していると聞きますので、両者が完成すればこの地域は一大メガソーラーエリアとなり、観光資源にもなるかも知れません。

ところで、自然エネルギー推進上の課題の一つに、地元への貢献があります。県は事業者審査の項目に
、「公共への還元」を入れましたが大事なことです。私もどんなアイデアが出てくるのか、関心をもって見守っていくつもりです。
今日は、環境整備センターの職員さん、ヤマゼンさん、視察に同行していただいた寄居町の田母神議員さんには大変お世話になりました。ありがとうございました。

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原発を前提とする?夢の超特急リニアモーターカー

2012.05.29 20:42:40



建築技術者の組織である新建築家技術者集団の会員で知人の0BATA氏が、埼玉支部の機関紙に興味ある記事を寄せています。「リニアモーターカーと原発」と題した小論です。これまで指摘されているリニアモーターカーの強力な電磁波の沿線住民への健康被害に加え、リニア計画は原発による大容量発電が前提との指摘です。

JR東海のリニアの総電力容量は544万kwと膨大で原発5基に相当する電力だ。新幹線の数倍の電力を必要とする過剰なエネルギー浪費型の乗り物であって、建設中の環境負荷も計り知れない。東京電力は山梨リニア実験線の変電所等に送電するために、柏崎刈羽原子力発電所から超高圧ボルト送電の工事を進め、すでに新潟、群馬、長野、山梨にわたって数百基に及ぶ膨大な数の送電網が建設している。東京---大阪間を1時間短縮するために5兆円も投入する。そこには膨大な利権がうごめいている。こう0氏は指摘しています。

この0氏の論に納得するのは私だけではないでしょう。夢のエネルギーと言われた「原子力発電」、そして、夢の超特急と言う「リニアモーターカー」、科学技術の進歩は将来にわたって必要ですが、その進歩とは一体誰のためなのか・・・ 先日、スカイツリーを近くから観る機会がありましたが、高さを競うのはもうこの辺でいいのでは、もうこれ以上に「超」や「世界一」を競うのは、人間が踏み入ってはならない領域の世界ではないか、とツリーを観ながら感じました。夢の超特急リニアが、原発増設・稼働の前提だとするなら、それは人間には制御できない世界であることを、私たちは3・11で突きつけられたはずです。

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県議団:岩手県葛巻町の風力発電等を視察

2012.05.16 21:01:47


岩手県葛巻町上外川高原のグリーンパワーくずまき風力発電所

党県議団は14日、15日と岩手県を視察しました。14日は自然エネルギーのまちとして有名な葛巻町。北緯40度ミルクとワインとクリーンエネルギーの町くずまき・・・東北一の酪農郷です。特に風力発電では先進をいく町で、まず最初に町役場を訪問し担当者より説明を受けました。さらにお忙しい中を鈴木重男町長が時間をとってくださり、お話しを伺うことができました。

町長からは、「課題もあります。それも含めて生かすようにして下さい」と注文もありましたが、クリーンエネルギーで本物の地産地消を目指そうとする熱いパワーと自信を感じました。お土産に埼玉特産のおいしい狭山茶ですと差し出したところ、お返しにと、葛巻町特産の山ぶどうワインをいただいてしまい恐縮です。

その後町役場を出発、まず担当者の案内でグリーンパワーくずまき風力発電所のある上外川高原へ。山また山を超えやっと辿り着くと、突然、巨大な風力発電が姿を現わしました。1750kw×12基、約5400万kWh/yの能力とのこと。袖山高原には200万kwh/yの風力発電があり、これら2ヶ所で町全体の電力使用量の160%を発電するそうです。

このほか葛巻町は、太陽光発電、家畜ふん尿利用のバイオマスや木質バイオマスの利活用にも取組むなど、町のもつ資源をフル利用してクリーンエネルギーにチャレンジしています。また、元気な3セク三兄弟が重要な役割を果たしていることを知ったことは視察の成果の一つでした。(長男:葛巻畜産開発公社、次男:葛巻高原食品加工、三男:グリーンテージくずまき)
今回、葛巻町には大変お世話になりました。本当にありがとうございました。





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川崎市「地中熱利用空調システム」を見学

2011.08.14 17:14:41


こども文化センター前に設置されたシステム

一年を通じ温度差の少ない地中、夏は外気より冷たく、冬は暖かいという温度差を利用して冷暖房を行うのが
、「地中熱利用空調システム」です。川崎市が産学公民の連携事業としてJFE鋼管株式会社と共同研究、実用化へ踏み出したと聴いて先日実物を見てきました。暑い中を川崎市環境技術情報センターの職員さんが丁寧な説明をしてくださいました。

マンホールの中も見せてもらい、長さ30m直径165ミリの鋼管の中にチューブを通しその中に水を循環させて熱交換を行っています。きわめてシンプルなシステムです。川崎市の南河原こども文化センターを借り現在も実証実験を続けていますが、実験室である集会室へ入るとよく冷房がきいていて、少年たちが卓球で遊んでいました。

地中熱発電には条件的に難しくとも、地中熱利用ならどんな地域でも可能です。私自身もさらに学習し政策提案できればと思いました。センターの職員さんがアイスコーヒーを出して下さいました。お話しでは、最近とても視察見学者が増えたとのこと。自然エネルギーへの関心は益々高まってくるでしょう。それにしても川崎駅周辺の開発による大都市変貌には驚きました。

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