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雇用、営業、くらし守る政治へ…マサツグの奔走記

福島原発事故の収束を、脱原発へ、被災地復興は住民主体で、構造改革の押付けは許されない。政治のベクトルは常に「人間を幸福にする」ために…その想いで見て聞いて語っての走り書き

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予算委員会 その6 文教委員会

2016.03.18 09:03:01




予特 文教 316日(水)

 

まず、通級指導教室についてです。

 

Q1:当初予算案の主要な施策12頁、特別支援教育推進事業に関連して、

発達障害児の通級指導教室について伺います。

通級指導教室は、普通教室に通常は通いながら、週に1回程度、特別な指導を受け発達を促す場です。

本県には言語・難聴児が100教室、発達情緒障害児が142教室あります。

たとえば情緒・発達障害の教室では、障害の特性に即して「この場面では、なぜこういうことを言われたんだろうね?」などと、じっくり子どもに考えさせる指導が行われています。子どもにとって、ホッとできる時間であり、同時に保護者にとっても「誰にも相談もできずに来たけれど、ここではアドバイスをくれる先生がいる」と心のよりどころになっています。

この通級指導教室の設置は、国の教員加配に係っており、この3年間、増えていません。来年度は減る見込みとも聞いています。

今回、発達障害児をもつお母さんたちからお手紙をいただきました。お母さんたちの切なる声をご紹介します。

 

●小5男子母 息子は多動などの目立った特性がないため、一見して要支援にはみえませんが、時間や物品の管理が極端に苦手だったり、3ケタの計算の繰り上がり繰り下がりがわからないのに、理科や社会の興味や理解度が高いなど、発達障害児の特有の傾向がみられます。今年度、中級指導教室が富士見市に1クラスできましたが、希望者が多すぎて、息子のような要支援の子には利用できるか難しいです。

 

●同じく小5男子母 中学生になったら通級指導教室がありません。中学生は小学生とは課題も悩みの量も質も大きく変わります。たとえば、自閉症スペクトラムのうち知的障害のない、いわゆるアスペルガー症候群で、IQの高く出る場合、塾に行かなくても成績はどれもよく、それでいて人付き合いは苦手で、周囲から反感を買います。障害について理解がなく、得意と不得意の大きな差異が障害に由来するものとは思われずに、「本気をだせばできるのに、やっていない」と評価され叱られ続けます。どんなにがんばっても「努力がたりない」と評価されれば、もう心身がへとへとでも「そうか、まだ足りないんだ」とさらに努力し、でも周囲と同列になれず、疲れ果てていきます。

自己肯定感をえられる体験を重ねていくこと、じぶんの存在意義を見出して、自分自身を尊重できること、このことを発達障害児に教えてほしいと切に願っています。

 

これはほんの一例です。

 

ここで質問です。周囲から理解を得にくい発達障害児にとって、通級指導学級が心のよりどころとなること、保護者にとっても心の支えとなること、このような通級指導学級の存在意義について、教育長はどう認識されているのか、ご答弁ください。 

 

 

 

Q2:お手紙をいただいたお母さんたちは富士見市の方です。富士見市は全部で3教室ですが、入間市は11教室と、市町村によって通級指導教室数には差があります。また小学校は216教室設置されているのに、中学校は24教室と、中学校への設置がすすんでいません。

富士見市の保護者のみなさんは、富士見市に発達障害児の通級指導教室を増設してほしい、また中学校にも作ってほしいと要望していますが、この点についてご答弁ください。

 

 

Q3:発達障害を持つみなさんの苦しみ・悩みに心をよせ 国の加配が得られなくても、県単ででもつくる決意をすべきではありませんか、答弁を。

 

 

 

次に、臨時的任用教員について、伺います。

 

Q4:当初予算案における主要な施策24ページは教育局条例定数一覧です。

平成28年度教職員の定数は47,399人です。実は、このうちの約4,500人は、1年未満の期限付き任用である、定数内臨時的任用教員です。

資料8によれば、定数内臨任の教員数に占める割合は小中学校で10%以上、特別支援学校では和光南の28%をはじめ、3割近くに達しています。

臨任教員は、担任を持つなど正規職と同じ仕事をしており、学校現場にとって、もう臨任教員は欠かすことができない存在となっているのが現状です。

教育長に伺いますが、臨任教員が現場で果たしている役割の重さを、どのようにとらえていますか?答弁を。

 

 

Q5: 役割は重い、との答弁ですが、臨任教員の処遇は低いと言わざるを得ません。何年も継続して勤務しているにもかかわらず、臨任教員は、年休を翌年に繰り越すこともできません。また、1年単位で赴任校がくるくる代り、しかも4月に入らなければ赴任校も分からない。不安のまま授業に臨む、これは生徒にとっても良くありません。

ず、年休の繰り越しについてです。臨時的任用教員の任期は最長1年以内とされていますが、長期雇用の実態を踏まえて、総務省は労働基準法に基づき年休の繰り越しを認める通知を出したはずです。

教育長、ただちに総務省通知通り、年休繰り越しを認めていただきたいが、どうですか?答弁を。

 

 

 

Q6: 続いて、同一校の継続の問題です。ひどい例では、臨任教員によっては、ほんの近くにある2つの学校を、1年おきに行ったり来たりさせられる例もあります。生徒も困惑します。同じ先生がある程度同一校に継続勤務することは、生徒のためだと思います。ですから、特別支援学校では、2年間同一校での継続が原則とされています。小中学校や特別支援学級でも、継続すべき状況はあるはずです。

昨年、教育長はこの問題で、「学校の状況や要望など踏まえ対応しているところです」と答弁されています。こどもたちのためにも、同一校での継続を適用していただきたい、答弁を求めます。

 

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