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雇用、営業、くらし守る政治へ…マサツグの奔走記

福島原発事故の収束を、脱原発へ、被災地復興は住民主体で、構造改革の押付けは許されない。政治のベクトルは常に「人間を幸福にする」ために…その想いで見て聞いて語っての走り書き

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「県立小児医療センターの移転問題を考えるシンポジウム」会場は超満員

2012.09.09 21:14:26


4人のパメリストとコーディネーターのみなさん

今日、県民活動総合センター(伊奈町)で「こども医療シンポジウム」が開かれました。県立小児医療センターの移転問題の本質を明らかにし、今後の展望について検討する機会にしようと、患者家族の会のみなさん方による手づくりのシンポジウムです。

1時30分の開会には予定された200席をはるかに超える超満員、座るところも資料も足りない様相となりました。内容は「感動と確信」の湧き出たすばらしいものでした。パネラーは、
秋山宇代氏(社会福祉法人みぬま福祉会理事、存続を求める家族会から山口さん、牧野浩氏(県高等学校教職員組合書記次長)、増田剛氏(医師・医療生協さいたま埼玉協同病院院長)の4名、コーディネーターは、渡辺繁博氏(埼玉自治体問題研究所事務局長)です。

呼びかけ人からもあいさつがありました。
浅子かおい氏(小児科医・春日部市)、川岸恵子氏(npo法人あかり代表)、田中岑夫氏(岩槻区自治会連合会長)、成田例弘氏(蓮田医師会長)、福島聖二氏(幼稚園長・学校法人ヨハネ学園理事長)、本田宏氏氏(済生会栗橋病院院長補佐)の皆さんです。

シンポの詳細は県議団HPに整理して報告いたしますが、私自身の率直な感想は、今回の移転には一片の大義もなくトップダウンによる大罪であること、患者家族を犠牲・県民不在のこの移転問題の根底に、埼玉県の医療の脆弱さがあること、同時に、移転やめよ!命を守る埼玉の医療へ!これらを求める県民の戦いの輪が、一層大きな広がりとなりつつあることを確信できたことです。率直に「人間ってすばらしい」と感じました。

首長との間に立つ県職の皆さんも誰一人として、本心ではこの移転が良いとは考えていないと思います。悩んでいるはずです。
例えば計画による新都心の高層ビルの地下駐車場です。もうこれだけでも、そこへ辿り着く道中だけでも大変なのです。車イスに様々の器材を持ってしかも一分一秒命にかかわる事態もあり得る。立体式ならさらに深刻な事態となります。「この心配に応えて下さい」と問いかけられて、まともに答えられる人はいないでしょう。


「唯一の場所なんです。あそこにあるのは理由があるのです。そのことを分かって欲しい。」 患者家族の方の発言がいつまでも耳に残りました。最後にこう訴えました。「くじけちゃうこともあります。でも、今日みなさんのお話しに頑張らなくちゃと思いました。」「ありがとうございました」と・・・。

頑張るのは私たちの方こそ、この問題は県民全体のものなのです。
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