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雇用、営業、くらし守る政治へ…マサツグの奔走記

福島原発事故の収束を、脱原発へ、被災地復興は住民主体で、構造改革の押付けは許されない。政治のベクトルは常に「人間を幸福にする」ために…その想いで見て聞いて語っての走り書き

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党県議団の高知県産業視察レポート(1)

2017.02.06 18:12:48


中越利茂森林組合連合会代表理事と懇談
 
 

日本共産党埼玉県議団高知県産業振興視察レポート

                    日本共産党埼玉県議団                

 

 

目 的 高知県の産業振興計画の特長と施策の現状を学ぶ

テーマ 1.計画の作り方を学ぶ

    2.施策のたて方を学ぶ

    3.実施の仕方に学ぶ

視察概要(別紙参照)

視察レポート(以下、日程順)

 

第一日目(1115日)

(1)         日本共産党高知県議団との懇談

対応者:日本共産党高知県委員会・政策責任者 岡田和人

     同   高知県議・団長  塚地佐智

     同   高知県議・幹事長 米田 稔

     同   高知県議・    中根さち

     同   県議団・事務局長 神田一成

 

報告者:岡田和人氏

 

Ⅰ、産業振興計画策定の背景と特長

〇何故、こんな計画がつくれたのか、背景は…知事をはじめ現状への強い危機意識から。

買い物難民が発生した。県は対策として自動車購入補助を始めた。高知県として現状を見た時、地域の資源に光をあてる以外、生き残る道がないと自覚。地域の資源といえば一次産業、そこを軸として産業振興を図る決意を固めた。

〇計画策定の特長

特長①

全体…県民と双方向で策定した。一期、二期、そして三期は88頁立てとなった。

分析…専門家・高知短期大学名誉教授福田善乙先生による県債収支分析(地域債収支論)

ex農業は強いが商品加工は弱い…その為に何をするのか…ノウハウのない所に「公」が手助けする。アドバイザー、補助金、特に力を入れたのが「人づくり」

特長②

1.現状把握ではリアルに状況を掴む…県内900社の企業訪問を実現(党県議団も要望)

2.集落実態調査を実施…「集落のまとめ役よりヒアリング」「買い物や通院方法など128項目について聞く」「中山間地政策に何が必要か、と聞く」(国への政策提言も行う)

 

Ⅱ、施策立案と実施の特長

〇コンセプトが明確…強みは中山間地だ

「課題解決先進県を目指す」「地域に人が残るためには、教育と医療がなければならない」

ex「あったかふれあいセンター」をつくり、配食サービス等を行う。

  中山間地では従来の福祉施設設置基準からは人数が少ないことから建てられない。

  介護施設となると公金を入れられないがコミュニティ施設として建設する。

ex 訪問介護に20分以上かかる所、事業所が撤退しないよう補助金を出している。

ex「こども子育て新システム」を活用し、今までの制度でできない所へ公金を入れる。

  現状:通園に1時間、菜園がない…集落で子育てを可能にする。そこへ公金を入れる。

ex 小規模学校は地域の核だ。だから残す。(根拠:H271月小中校の適正配置の手引)

 

  65名の地域支援員を配置(正社員で雇用の安定)…市町村支援にとどまらずNPOなどの団体も直接支援している。

  知事発言(逆転の発想)「強みは中山間地だ」…これが政策の中心に座っている。

 

〇施策の検証と修正の即応性

常に、県の補助制度が実態と噛み合っているかチェックしている。これが課題と思ったら意見をあげる。意見は副知事へあげる。ここがポイント(一つの部署でなく言い易い)

県の出先を単なるアンテナショップでなく、後から検証できる様にしてきた。

ex 県が市町村の自主防災を直接支援している。県が直接、住民に対応している。

ex 市町村役場に机を借りて、県職員が地域を回っている。

ex これらは大きな予算でない。土木関係をやりくりしている。

 

Ⅲ、トップリーダーの役割

〇国からの補助金獲得への知恵と努力

尾崎正直知事は財務省主計局出身、国のお金を持ってくることに長けている。

ex前述の福祉施設建設や子育て施設建設など…国庫補助対象の要件を考え出す。

ex 医療再生の基金の活用(?)…政策提言をしてお金を引っ張って来る。

〇職員の力を引き出し県民意識を変える

「公務」に誇りを持たせる。知事の想いが職員に伝わり、職員も誇りを持てる。

「公務」のもつ総合性を明確にした。

「県」が県民に向き合う…ボス支配を断ち切って職員が気にせず働ける環境

知事が県民の気持ちを変えていった。あきらめたら終わり、何とか出来る。

ex 津波に対して、これまでは逃げるのは無理、から、何とか助かる道はないか、へ変化

〇知事の政治姿勢について

高知県知事のオスプレイへの対応…県民本位を貫き政治論でなく行政論でうまく対応。

国からの低空飛行訓練受け入れに反対…公開の場で詰めていった。訓練に災害対策の含まれることからオスプレイへの職員同乗訓練を要求して、災害対策を盾に、オスプレイの飛来を断念させた。

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