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雇用、営業、くらし守る政治へ…マサツグの奔走記

福島原発事故の収束を、脱原発へ、被災地復興は住民主体で、構造改革の押付けは許されない。政治のベクトルは常に「人間を幸福にする」ために…その想いで見て聞いて語っての走り書き

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県議団:岩手県住田町を視察

2012.05.16 21:53:10


気仙杉を使った木造仮設住宅 説明は誇りと熱意に溢れる建設課の担当者

15日は今回の震災で全国的に注目された
「木造仮設住宅」を建設した岩手県住田町を訪問しました。役場では多田欣一町長よりご挨拶をいただき、町長は、隣町の被災者ために(住田町は大きな被害はなかった)何故、仮設住宅を建てたのか・・・その思いと経緯について語られ、私たちは町長はじめ関係者の皆さんの心情に触れ胸が熱くなりました。

そもそも仮設住宅は県の責任です。町がやるのでは補助金も出ない、さらに初めて聞きましたが、県側からは建設するなら建築確認が必要だ・・との指摘がされたとか。多田町長は被災者救援は一刻の猶予もならないと専決し、議会も了解も取り付け、まず町内に3団地、93戸の全国初となる木造一戸建て仮設住宅を建設、住居を失った被災者に提供したのです。

仮設住宅には地場の気仙杉を使い、地元の気仙大工、職人によって施工し、壁材などパネル化して柱の溝に落とし込む工法を考案して工期の短縮を図ったことなど、専門家からも評価されています。被災者からは「ぬくもりがあって良い」と大変喜ばれたそうです。私たちも実際内部を見せていただきましたが、木の香りが一杯で人にやさしい住宅を実感しました。設備工事も入れて1戸が350万円、大手メーカーのプレファブ仮設住宅は追加工事を入れると550万円ほどと言われます。しかも、寒い、暑い、音は筒抜けです。

話を伺う中で、さらに、町営住宅(これがすばらしい本格木造住宅です)や住田住宅産業株式会社など見学するなかで、もともと森林・林業日本一の町づくりを標榜した町運営の土台があったからこそと実感しました。川上から川下までの林業振興に加え、現在は地域新エネルギービジョンを策定し、木質バイオマスエネルギーの利用にも取組んでいます。相当の雇用も生んでいます。

町長さんの住田町は岩手県一の財政力をもつ町だ、の誇りもなるほどとうなずけますし、役場の職員さんからも仕事への誇りを感じました。仮設住宅の有り方にとどまらず行政の役割という点でも大変勉強になった視察でした。皆さん、本当にありがとうございました。


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