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雇用、営業、くらし守る政治へ…マサツグの奔走記

福島原発事故の収束を、脱原発へ、被災地復興は住民主体で、構造改革の押付けは許されない。政治のベクトルは常に「人間を幸福にする」ために…その想いで見て聞いて語っての走り書き

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頼高英雄蕨市長と蕨市民病院の経営改善と医師確保で懇談

2012.09.18 23:12:35


「公立病院は何としても存続させねばならない」と語る頼高英雄蕨市長

党県議団は今日、蕨市役所に頼高英雄市長を訪ね、蕨市民病院の経営改善と医師確保対策についての取組みを聞くとともに蕨市民病院を視察しました。

蕨市民病院は当該地域での二次医療機関として中核をなす病院ですが、多くの自治体病院と同様、赤字経営が続いていたそうです。資料では
平成20年度は3億円を超える赤字です。蕨市ではその前年に頼高市政が誕生しましたが、頼高市長は病院の実態に驚き、公立病院の果たす役割を考えたとき、何としても存続させなければならない、病院長とともに不退転の決意で改善に着手したと語りました。

その際、特に力を入れたのが常勤医師の確保です。経営状況を改善して、安心して市民に医療を提供するためには、常勤医師の確保が必要不可欠として、医師の働きやすい魅力ある病院づくりと同時に、医師確保にあらゆる手立てを講じてきたことです。在職医師のネットワーク活用は当然として、驚いたことに、市長自らが大学へ出向いて医師の派遣をお願いして歩いたと聞いて、その決意の強さに打たれる思いでした。

職員の意識改革にも積極的に取組んだそうです。トップに立つ者が何としても医師を確保して経営を安定させるのだという強い信念を示すと同時に、首長自らが身体を張って頑張る姿を見せたことで、職員の意識は大きく変わったとのことです。それは市民にも伝わり患者数は増加に転じ、
平成21年度に黒字に転換させたのです。

現在、病床数は130床、常勤医師は14人、看護師等75人、平成23年度の入院外来患者数は合計16万人とのこと。整形外科医の確保など課題もありますが、経営改善と医師確保への強い意志が有る限り、課題を解決していくに違いないと感じました。

県政として大いに学ぶべき点の多い有意義な視察でした。余談ですが、蕨市では
「わらびりんご」を栽培しています。埼玉の南部で「りんご」ができるなんて素敵ですね。
今日は市長はじめ職員さん、病院関係者の皆さん、お忙しい中をありがとうございました
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