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雇用、営業、くらし守る政治へ…マサツグの奔走記

福島原発事故の収束を、脱原発へ、被災地復興は住民主体で、構造改革の押付けは許されない。政治のベクトルは常に「人間を幸福にする」ために…その想いで見て聞いて語っての走り書き

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「地中熱利用」に取組む(株)藤島建設さんから聞きました。

2013.02.14 19:38:06


地中熱利用のポテンシャルは高いと・・左は渡邊会長、村岡、右は(株)ホームエネシスの佐藤さん


県議団では県内の自然エネルギーの取組みについて調査・研究中ですが、12日、住宅メーカーとして「地中熱利用」に取組む株式会社藤島建設(本社:川口市)を訪問しました。

さいたま市緑区にあるショールーム
「フィットインプラザ」を訪れると、渡邊弘美取締役会長、飛田美正環境事業推進本部長らが出迎えて下さいました。私が昨年、岩手県葛巻町を視察した際、くずまき高原にあるエコ住宅を見学、それが川口の藤島建設の住宅と知って驚きました、と切り出すと、渡邊会長は「それなら話は早いですね」と懇談が弾みました。

藤島建設では、平成8年に地中熱利用の新聞1面広告を打つなど、事業化を進めてきたとのこと。大学、鉄鋼メーカー、他企業、県などと連携協働しながら独自研究に取組み、商品化を実現しました。

年間を通じて約16度ある地中熱(深度15mから75m)を活用するシステムで、地盤補強の鋼管杭を利用して、その中に冷媒の入った彩熱チューブを循環させて地中熱を集め、ヒートポンプによって暖冷房と給湯を行うものです。一般のエアコンやエコキュートと比較して省エネ性に優れ経済的にも有利とのこと。

実際、懇談したショールームも同システムで暖房され、案内されたモデル住宅(ジオシステムの家)でも、やさしく居心地の良い暖房を体験しました。施工はすべて県内の事業者でできるそうです。課題は、ユーザーにとり割高感があることで、普及すればするほど価格も安くなるのですが、太陽光発電と比べて補助制度は小さいとのことです。

埼玉県での地中熱利用の可能性を尋ねると、渡邊会長は、埼玉県の地中熱ポテンシャルは非常に高いと言い切りました。お話を伺いながら私は、太陽光発電にとどまらず様々な自然エネルギーの活用を研究すべきであり、エネルギー効率はもとより地域産業の振興の観点が大切、と確信しました。

渡邊会長、飛田本部長とは、高気密高断熱、耐震構造について、最後には、私の持論でもある
「都市の品格」では会長も同じお考えをお持ちと知って、楽しく有意義な懇談となりました。今日はお忙しいところありがとうございました。
 
 
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