青山剛昌ふるさと館でコナンの人形劇に見入るこどもたち(鳥取県)
19日~21日の日程で、次世代人材育成・文化・スポーツ振興特別委員会の県外視察に参加してきました。視察先は、島根・鳥取・岡山県で、初日は文化財を活用した歴史教育の取組みに関する調査で、「島根県立古代出雲歴史博物館」を訪問、近くには出雲大社があります。
博物館での圧巻の一つが「高層神殿」の歴史で、発掘された巨大な3本柱の一部も展示され、復元模型も感動的で、先人の技術の高さには脱帽する思いです。さらに、1984年に荒神谷遺跡から発掘された358本もの弥生時代の銅剣も圧巻でした。館では学校教育と連携した様々の取組を行っていて、学芸部職員や埋蔵文化財調査スタッフらが学校に出向いて授業に参加する「出前授業」や体験工房など、こどもらに関心をもってもらうための努力は大変参考になりました。
2日目午前は、島根県の有名な足立美術館ですが、交通不便で立地条件は厳しいにもかかわらず、4人に一人はリピーターにするなど、公益財団法人のみで黒字経営を達成する努力には驚きました。地元住民への配慮(ご苦労)もしっかりしています。
午後は、「名探偵コナン」を生みだした漫画家・青山剛昌の生地、鳥取県北栄町の「青山剛昌ふるさと館」を視察。3日目は岡山県庁を訪問して、グローバル人材育成に関する調査を行いました。
岡山県では23年に部局横断のプロジェクトチームを設置して、グローバル人材の育成に取組んでいます。今回の視察では、受け入れて下さった職員さんから苦労話や本音も聞けたことも有意義でした。特に、「まちづくり」としての取組は一朝一夕には成功しません。それでも皆さん方の、夢や展望をもって一生懸命に取組んでいる姿からは、仕事への誇りを感じました。視察先の皆さん方、同行の委員の皆さん、事務方の皆さん、お世話になりました。
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babatami 2013/08/22(Thu)10:13:44 編集