
放射能から子どもたちを守る取組みを報告する保育士さんたち
「さよなら原発埼玉県民集会」がさいたま市文化センター大ホールを会場に開催されました。3階席まで超満員でした。
被爆医師の肥田舜太郎さんからはビデオ報告で内部被爆の恐ろしさが語られ、旧騎西高校に避難中の福島県双葉町の井戸川町長からは、福島原発事故から学んだこと、と題しての報告がありました。
「あの時、空から断熱材がぼたん雪のように降ってきた」の話には背筋が冷たくなりました。「被害者がいるのに責任をとった人はいない」「野田首相に双葉町民は国民ですか?と聞きました」 と、井戸川町長の国や東電への憤りは収まりません。
埼玉県内からの活動報告も感動的でした。三郷の保育士さんは、こどもたちから、「何で外で遊んじゃだめなの?」と聞かれる。鼻血を出す子が増えた、の報告には会場から驚きの声が上がりました。
南相馬にボランティアで参加した高校生の話も感動的でした。「tvで映っていることと現実は違う、あなたのやるべきことは、あなたの地元に帰って福島のことを伝えることだよ・・・と言われました」 と、体験を語ってくれました。
大熊町から越谷へ引っ越してきた被災者の涙ながらの訴えには、会場から「がんばれ~」の声援が飛ぶなど、報告者の発言に会場全体が「原発いらない」で一つになり、最後に決議を採択しました。
集会は熱気に包まれ大成功しました。今日の県民集会は、年齢も考えも所属も違う立場の人が、「原発いらない」の一点で集まった集会です。だから余計に、人と人との繋がりっていいなあ、広範な世論は国をも動かせるのだ、と確信を持つことができました。
明日からの県議会での委員会審査を前にした今日でしたが、参加して元気をもらうことができました。感謝です。PR
無題
通りすがりのもの 2012/10/11(Thu)09:16:25 編集